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兵衛府【ひょうえふ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

兵衛府
ひょうえふ
令制の官司の一つ。「つわものとねりのつかさ」ともいう。御所警衛行幸供奉,京内巡視などを司った。左右2府があり,中央常備軍の左右の衛士府衛門府と並んで五衛府を構成した。職員は大尉小尉大志,少志各1名の下に医師1名,番長 4名,兵衛 400名,使部 30名,直丁2名が定められた。そのうち兵衛は郡司子弟か六位以下八位以上の嫡子で 21歳以上の身体強健で弓馬に長じた者が採用された。

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デジタル大辞泉

ひょうえ‐ふ〔ヒヤウヱ‐〕【兵衛府】
律令制の官司の一。宮門守備行幸行啓の供奉、左右両京内の巡視などをつかさどった。左右2府があり、四等官のほか兵衛400人などが所属。つわもののとねりのつかさ。

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つわもののとねり‐の‐つかさ〔つはもののとねり‐〕【兵府】

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世界大百科事典 第2版

ひょうえふ【兵衛府】
日本古代に,宮城の守衛にあたった官司の一つ。7世紀後半の天武朝にその萌芽が見られ,701年(大宝1)制定の大宝令で左右兵衛府が成立,衛門府,左右衛士府とともに五衛府を形成した。率,翼,大尉,少尉,大志,少志各1人などの職員があり,兵衛各400人が左右の兵衛府に所属した。長官次官である率,翼のは,養老令では他の衛府と同じ督,佐の称に改められた。府の職務は,兵衛を統率して宮城内の閤門(内門)の守衛や出入者の監視,宮内の巡検,行幸時の天皇の護衛などにあたることで,五衛府のなかで,もっとも天皇の居所に近い重要な区域の警衛を担当した。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

兵衛府
ひょうえふ

五衛府の一つ。和名「つわもののとねりのつかさ」。左右兵衛府に分かれる。構成は、大宝令(たいほうりょう)下では、それぞれ、率(かみ)1、翼(すけ)1、大直(だいじょう)1、少直1、大志(だいさかん)1、少志1、医師1、兵衛数百。養老(ようろう)令では官名は他の3府と同じく督(かみ)、佐(すけ)、尉(じょう)、志(さかん)と記し、また兵衛数は各400と定められた。以後、808年(大同3)に兵衛は各300に削減、811年(弘仁2)にふたたび各400になった。728年(神亀5)に中衛府が設置されて、その職掌が重複していたのではないかと考えられ、急速に形骸(けいがい)化したとする見方もあるが、天平(てんぴょう)期(729~749)の平城宮出土の木簡(もっかん)に、宮門守衛の兵衛名が多量にみえることから、この二つの府のあり方はそれぞれ異なるものであったと考えられる。兵衛府の性格については、令制以前の親衛軍の遺制を強く継承しながら、農民兵士による衛士(えじ)制の成立により儀仗(ぎじょう)兵化したものではないかと考えられている。

[野田嶺志]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ひょうえ‐づかさ ヒャウヱ‥【兵衛府】
〘名〙
※宇津保(970‐999頃)祭の使「殿より祭の使出で立ち給ふ。兵衛づかさの使には中将君」
② 左・右兵衛府の尉(じょう)のこと。
※御伽草子・浜出草紙(室町末)「ひゃうへづかさ十人、左衛門司十人、二十人の官途を申給て」

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ひょうえ‐ふ ヒャウヱ‥【兵衛府】
〘名〙 令制で、宮城の警衛や巡検、内裏外側の諸門の警備、行幸の警護などを任務とする左右の二府で構成された官司。五衛府(のち六衛府)の一つ。督、佐、大・少尉、大・少志の四等官のほかに医師一名、番長四名、兵衛四〇〇名などの職員を置く。つわもののとねりのつかさ。ひょうえづかさ。〔令義解(718)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

兵衛府
ひょうえふ
令制下,六衛府の一つ。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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