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内部エネルギー【ないぶエネルギー】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

内部エネルギー
ないぶエネルギー
internal energy
系の総エネルギーから,系が全体としてもつ運動エネルギーや,重力などの外力による位置エネルギーを引去った残りのエネルギー。内部エネルギーは系の状態によって定まる状態量であるが,普通は異なる状態間のだけを問題にするから,内部エネルギーのは適当な状態を基準にすればよい。系がある状態1から状態2に変化して,内部エネルギーが U1 から U2 になったとき,その間に系が外から受けた熱量を Q ,仕事を W とすると,熱力学第一法則によって U2U1QW となる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ないぶ‐エネルギー【内部エネルギー】
物体内部の状態だけで決まるエネルギー。物体を構成する分子原子運動エネルギーと、その相互作用による位置エネルギーとの総和

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ないぶエネルギー【内部エネルギー internal energy】
物質のもつエネルギーのうちで,その全体としての運動に関する運動エネルギーを差し引いた残りのエネルギー。これは,その物質の状態を表す熱力学的な状態量である。熱力学第1法則によると,内部エネルギーの増加分⊿Uは,外部からその系になされた仕事Wと,外部から加えられた熱量Q,および質量の増加Mによる等価なエネルギーの増分Mc2との和で表される(cは光速度)。すなわち, ⊿UWQMc2が成立する。自由エネルギー【鈴木 増雄】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ないぶエネルギー【内部エネルギー】
物質系のエネルギーのうち、系全体としての位置エネルギーや運動エネルギーを除いた物体内部の状態で決まるエネルギー。微視的には系を構成する分子間の位置エネルギー、分子の並進運動の運動エネルギー、分子の回転・振動によるエネルギーの総和をいう。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

内部エネルギー
ないぶえねるぎー
物体がその内部にもつエネルギー。物体は一般には、それが全体としてもつ並進および回転の運動エネルギー、全体としてもつ力学的・電気的な位置のエネルギーをもっている。たとえば、物体が重力場の中にあれば、物体はMh(Mは物体の質量、は重力定数、hは地表からの高さ)の力学的位置のエネルギーをもっている。また、物体が電界の中にあるとき、物体のもつ電荷をQ、物体の位置における電位をVとして、物体は(1/2)QVという電気的位置のエネルギーをもっている。物体がもつ全エネルギーは、これらのいわば外部的エネルギーと物体が本来その内部にもつ内部エネルギーとの総和である。物体が全体としてもつ運動エネルギーおよび力学的位置のエネルギーは力学において取り扱い、物体が全体としてもつ電気的位置のエネルギーは電磁気学において取り扱う。物体を構成する物質の性質を議論しようとする熱力学、物性論では、物体のもつエネルギーとして内部エネルギーだけを考えれば十分である。
 内部エネルギーはエネルギーであるから、これについてはエネルギー保存則が成り立つ。これが熱力学では熱力学第一法則とよばれているものである。すなわち、物体の内部エネルギーは外から加えられた仕事および外から加えられた熱だけ増大する。この仕事には、一般的には、力学的なものだけでなく、電気的、磁気的、化学的なものも存在する。内部エネルギーの本質は微視的にでないと理解しにくい。すなわち、物質の内部エネルギーとは、この物質を構成する微視的粒子のもつ運動エネルギーおよびポテンシャルエネルギーの総和である。[沢田正三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ないぶ‐エネルギー【内部エネルギー】
〘名〙 (エネルギーはEnergie) 物体のもつエネルギーのうち外力による位置エネルギーや、全体としての運動エネルギーを除いた、物体の内部状態によって決まる部分。物質を構成する分子や原子などの位置エネルギーと運動エネルギーの総和。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

内部エネルギー
ナイブエネルギー
internal energy

熱力学第一法則にもとづいて,系の状態すなわち系の圧力体積温度によって決まる系のエネルギーをいう.記号UまたはE.その絶対量よりも,状態変化に伴う変化量が重要であり,またそれは測定可能な量である.いま,系が外界より熱量qを吸収し,wという仕事をしたときに伴う内部エネルギー変化ΔUは熱力学第一法則に従いqwに等しい.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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