●円口類【えんこうるい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
円口類
えんこうるい
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デジタル大辞泉
えんこう‐るい〔ヱンコウ‐〕【円口類】
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栄養・生化学辞典
円口類
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世界大百科事典 第2版
えんこうるい【円口類】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
円口類
えんこうるい
Cyclostomi
Cyclostomata
無顎(むがく)上綱Agnathaのなかの現生種に対して用いられていた分類名。動物分類学上、脊索(せきさく)動物門のヤツメウナギ類とヌタウナギ類に属するもっとも原始的な魚類の総称であったが、化石種を含めた分類体系を構築するなかで、ヤツメウナギ類は頭甲綱に、ヌタウナギ類はヌタウナギ綱になった。両類をまとめた円口類は、正式な分類名ではないが、便利な用語として慣習的に使われることがある。しかしこの類の分類体系は研究者によって異なり、きわめて流動的である。この類の体はウナギ型で皮膚は滑らかである。口は円形で吸盤状で、明瞭(めいりょう)な両あごをもたない。えらは袋状で5~15対、外鰓孔(がいさいこう)は1~15対。背びれと尾びれはあるが、胸びれや腹びれはない。魚類に含まれているが、あごに骨がなく、外鼻孔や生殖腺(せん)が無対であるなどの特徴から、現生の魚類とは大きく異なる。この類はそれぞれで古生代に栄えた魚類の特徴を現在も保持している点で「生きた化石」といえる。淡水や海洋に分布し、魚類や大形の水生動物に吸着し、肉をそぎ取るように食べるほか、体液も吸う。このため、サケ・マス類など有用魚類を大量に死滅させることがある。
[落合 明・尼岡邦夫 2015年6月17日]
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精選版 日本国語大辞典
えんこう‐るい ヱンコウ‥【円口類】
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