@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

写真植字【しゃしんしょくじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

写真植字
しゃしんしょくじ
photocomposition
写植とも略称される。印刷用の版をつくる一方法。活字表の中から原稿の活字を探し出し,これをフィルムに焼き付ける。古くからの鉛活字による方法に比べて,誤植の訂正などのめんどうな欠点はあるが,レンズの操作で,いろいろの字体や大きさの字が簡単に印字できるし,熱処理過程がないなどの利点が大きい。 (→CTS )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しゃしん‐しょくじ【写真植字】
活字を使わずに、文字・数字・記号などを植字し、印画紙やフィルムに撮影して文字組版を作ること。写植

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しやしんしょくじ【写真植字】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しゃしんしょくじ【写真植字】
写真植字機によって、文字を一字ずつ印画紙またはフィルムに印字し、写真製版用の版下や焼き付け用のフィルム原板を作ること。写植。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

写真植字
しゃしんしょくじ
phototypesetting
写真技術を利用して、文字をフィルムや印画紙などの感光材料上に所定の指示(割付け)どおりに配列し、印刷用の文字版下とする方法。その装置を写真植字機という。これには手動式と自動式とがあり、後者は電算植字とよばれる。手動写真植字機は大型机にのる程度の大きさで、作業者は座ったまま原稿を見て文字を選びレバーを操作する。ガラス文字盤の文字像はレンズを通り、開いたシャッターを通過して印画紙に到達する。順次、文字を選んでレバー操作をすることにより、印画紙上に文字像を投影することができる。この印画紙を暗室内に持ち込んで現像、定着、水洗、乾燥すれば、白地に黒い文字群を得る。これを印字物といい、原稿として写真製版を行い、オフセット印刷用の平版としたり、グラビア版とする。
 文字の印刷は、従来活版が大部分であったが、手間がかかるうえに印刷速度が遅いので、1960年代以降写真植字にかわった。写真植字はオフセット平版、グラビア版との組合せにより、カタログ、ポスターなどの商業印刷物の文字部分はもちろん、パンフレット、雑誌のグラフページ、グラビア雑誌(グラフ)の全面などから、一般書籍、文庫本、新聞にまで用いられるようになった。
 欧米では1910年ごろから各種の写真植字機の考案がなされたが、あまり実用化されなかった。しかし、1950年ごろからアメリカのライノタイプ社などの新型機が相次いで現れ、書籍、雑誌、新聞などの製版に利用されるようになった。
 和文用の写真植字機は1924年(大正13)石井茂吉(もきち)(1887―1963)、森沢信夫(のぶお)(1901―2000)が協力して発明、完成してからしだいに改良が加えられてきた。1970年代以降マイクロコンピュータを内蔵して、たとえば決められた長さの行の中に文字を大きさに従ってどのように配置すればよいかといった計算を行わせたり、ディスプレーを搭載して文字が印字されてゆく状況を表示して、印字しようとする文字の形状まで確認できるようにしたものも製造されている。
 文字盤の文字は一定の大きさであるが、レンズにより拡大または縮小してさまざまの大きさの文字像を生み出すことができる。一般の写真植字機では20~24本ほどのレンズがつき、文字の大きさを「級」または「ポイント」の単位で表す。1級は0.25ミリメートルで、最小の文字は7級、最大の文字は100級である。20級の文字は5ミリメートル正方の大きさ、10字並べば50ミリメートルの長さとなる。
 文字を並べるためには、印画紙の位置をずらす必要があり、歯車を回転させて行う。この歯車の1ピッチを1歯(いっぱ)といい、級と同じ0.25ミリメートルに設定してある。したがって、20級の1文字を印字して20歯分印画紙を移動し、続いて次の文字を印字すれば、字と字との間隔のない、いわゆる「べた組み」ができる。この場合、かりに30歯移動させれば、字と字との間が10歯分あく、2分(ぶ)あき(2分の1字分のあき)組ができる。また特殊レンズを併用することにより、長体(字の左右を縮小した縦長の字体)あるいは平体(字の天地を縮小した横長の字体)、斜体(右肩上がりもしくは左肩上がりに変形させた字体)の文字ができる。
 ワードプロセッサー、パソコンの普及により、1970年ごろには手動の写真植字は文字のサイズ、書体などのシステムを残して消滅し、電算植字に移行した。電算植字機のキーボードで必要な文字を選び、ディスプレー上で校正、版組をし、プリンターでフィルムあるいは印画紙上に出力する。現在ではパソコンおよび、ワープロソフトやページレイアウトソフトを使ったDTP(デスクトップ・パブリッシング)にかわり、手動・電算写植ともにほとんど使われなくなった。[山本隆太郎・中村 幹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

図書館情報学用語辞典

写真植字
活字を用いずに写真技術を応用して植字を行う方式.写植ともいう.写真植字機を用いて,ネガの文字盤に光を透過し,1文字ずつ文字・記号などを印画紙・フィルムに焼き付け,印刷用版下を作成する.コンピュータ化された写真植字機を用いた作業は,電算写植という.なお,印刷を行うためには,この文字組みされた印画紙・フィルムで校正・修正を行った後,さらにこの版下から凸版・凹版・平版のいずれかの版(刷版)を製版する必要がある.

出典:図書館情報学用語辞典 第4版
©All Rights Reserved, Copyright Nihon Toshokan Joho Gakkai, 2013 編者:日本図書館情報学会用語辞典編集委員会 編
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しゃしん‐しょくじ【写真植字】
〘名〙 活字を用いないで、写真植字機によって印字し、版下をつくること。写植。〔造本と印刷(1948)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

写真植字
シャシンショクジ
phototypesetting

写植ともいう.活字を用いず,光学的手段により文字画像を印画紙,または写真フィルムに植字し,文字組版を行うことをいう.文字,記号類のネガ原画像を集積配列した文字盤から所定のものを選択し,感光体面上に投影複写する操作を繰り返す.文字画像の拡大,縮小,変形が容易である.作製された文字写真像は印刷の製版用写真原画像として用いられる.コンピューターと写真植字を組み合わせたシステムを電算写植ということもある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

写真植字」の用語解説はコトバンクが提供しています。

写真植字の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation