●冬眠【とうみん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
冬眠
とうみん
hibernation
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デジタル大辞泉
とう‐みん【冬眠】
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栄養・生化学辞典
冬眠
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世界大百科事典 第2版
とうみん【冬眠 hibernation】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
冬眠
とうみん
動物が活動をほとんど停止したまま冬を越すこと。夏眠に対する語。多くの陸生変温動物と一部の恒温動物でみられる。カエル、イモリなどの両生類やヘビ、トカゲ、カメなどの爬虫(はちゅう)類は、地中、石や倒木の下、水底の泥中などの温度があまり下がらない所へ移動し、環境温度の低下にしたがって体温が低下して冬眠に入る(ただし、夏に低温にさらしても冬眠状態にならない)。冬眠する爬虫類では、冬眠前に摂食をやめる。目覚めは受動的に暖められることでおこる(カエル型冬眠)。コウモリ類、ヤマネ、ハリネズミなどの哺乳(ほにゅう)類は、洞穴や樹洞や地中で冬眠し、体温は0℃近くまで下がるが、ある限度以下にはならない。コウモリでは環境温度が零下2℃、ヤマネでは零下7℃以下になると、体温は逆に上昇して冬眠から覚める。このように熱調節は行われていて、いわばサーモスタットの温度調節の目盛りを低くあわせたようになっている。この型(コウモリ型冬眠)を真の冬眠とする場合がある。クマは斜面に土穴を掘って冬ごもりをするが、体温低下はわずかで眠りも浅く、すこしの刺激で目覚める(クマ型冬眠)。鳥類では北アメリカのチビアメリカヨタカが例外的に冬眠する。節足動物ではカエル型の冬眠をするものと、休眠という特殊な状態で冬眠するものがある。冬眠中は体温、酸素消費、呼吸速度が低下して、代謝活動が低くなっており、エネルギー消費の節約になっている。寒さと食物不足という不利な冬の時期を生き延びるための仕組みと考えられる。
[小野山敬一]
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精選版 日本国語大辞典
とう‐みん【冬眠】
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