●冬至【とうじ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
冬至
とうじ
winter solstice
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デジタル大辞泉
とう‐じ【冬至】
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世界大百科事典 第2版
とうじ【冬至 winter solstice】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
冬至
とうじ
太陽の天球上の運行径路である黄道上のもっとも南にある点を冬至点といい、太陽がこの点を通過する時刻が冬至である。太陽の視黄経が270度に達する時刻で、赤緯はマイナス23度27分である。日本、中国の暦の二十四節気の一つで11月中である。太陽暦の12月22日ころにあたり、冬季の真ん中である。この日の正午における太陽の高度は北半球ではもっとも低く、昼の長さはもっとも短く、夜の長さはもっとも長い。南半球ではこの反対となる。中国、日本の太陰太陽暦では冬至は暦の計算の起算点として重要なものであるが、今日の天文暦の推算は春分点が重要な役をもつ。
[渡辺敏夫]
気象
暦のうえでは立冬と立春の真ん中にあたるが、実際の寒さはこのころから厳しくなる。冬至からその1週間後くらいまでの間に通過し、本土の太平洋側にも初雪を降らせることもある低気圧を年末低気圧という。この年末低気圧が一つの折れ目になって、本格的な冬に入る年が多い。冬至前の12月は冬の季節風も弱く、また持続せず、ロンドン型の冬のスモッグはこのころに集中しておこったが、最近は石炭などによる煤煙(ばいえん)が急激に減少したので、この型のスモッグは少なくなった。
[根本順吉]
民俗
この日は太陽の光が弱まり植物も衰弱して農耕生活に一種の危機が訪れるとともに、またこの日からふたたび昼の日照時間が長くなり、新しい太陽が輝き始めるときでもある。したがって、世界の諸民族の間にも、この日を陽気の回復、再生を願う日、また太陽の誕生日とするような観念がうかがえる。中国では天子が冬至の日に天を祭るのを郊天の儀といい重要な儀式である。また西洋のクリスマスも、もとは陽気回復を祝う風習がその背景にあったのだといわれる。
世界的にこの日は一陽来復、農耕の再生の力をもたらす神聖な旅人が村にやってくる日と信じられ、日本では弘法大師(こうぼうだいし)が村を巡るという伝承が広く伝えられている。小豆粥(あずきがゆ)や団子をつくって供える大師講(こう)の行事がこの旧暦11月23日夜から翌日にかけてみられる。また、冬至とうなすなどといってカボチャを食べたり、コンニャクを食べる風習があり、カボチャを食べると中風(ちゅうぶ)にならないなどともいわれている。またこの日は柚湯(ゆずゆ)に入るという風も一般的である。いずれも衰弱からの再生という冬至をめぐる観念に呼応する儀礼といえよう。
[新谷尚紀]
『『年中行事』(『定本柳田国男集13』所収・1963・筑摩書房)』▽『和歌森太郎著『年中行事』(1957・至文堂)』
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精選版 日本国語大辞典
とう‐じ【冬至】
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