●凹版【オウハン】
デジタル大辞泉
おう‐はん〔アフ‐〕【凹版】
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世界大百科事典 第2版
おうはん【凹版 intaglio printing】
印刷するときに用いる版の一種で,彫りくぼめたところにインキをつめて印刷する方式のものをいう。平らな銅などの金属面に手彫りなどによって彫りくぼめる方法と,写真を利用して彫りくぼめる方法(いわゆる写真製版の利用)とに大別される。前者はさらに彫り方によって,ドライポイント,メゾチントなど直接金属面を彫る彫刻凹版(直刻凹版ともいう)と,版材に薬品を作用させ腐食によって彫りくぼめるエッチング,アクアチントなどの食刻凹版に分けられるが,実際にはこれらの手法を混用することも多い。
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精選版 日本国語大辞典
おう‐はん アフ‥【凹版】
〘名〙 凸版、平版とともに、印刷版式の一つ。印刷する画線部分が版の平面よりくぼんでいるもの。彫刻凹版、グラビア版の二つに大別される。
※国民新聞‐明治三三年(1900)一月二三日「銅凸版(チボクフリート)及び凹版(カルコグラフヒー)の術」
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