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出囃子【でばやし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

出囃子
でばやし
歌舞伎および邦楽の演奏用語。歌舞伎や日本舞踊において,伴奏長唄唄方三味線方囃子方が舞台に並んで演奏すること。舞台に置いた雛段の上段三味線がすわり,下段,小大鼓,太鼓が並ぶ。囃子方は最低4人であり,上段の人数によって人員をふやし舞台をにぎやかにする。これに対し,常磐津清元などの浄瑠璃が舞台に出て伴奏するのを「出語り」という。この場合は舞台の上手または下手に山台を据える。歌舞伎において最初舞台に出ていたのは唄と三味線であったが,寛政 (1789~1801) 頃から今日のように囃子方も舞台に出て並ぶようになり,衣服も統一されるようになった。なお,これに対して黒御簾 (くろみす) のなかで演奏される下座 (げざ) の音を「陰囃子」あるいは「黒御簾音楽」という。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

で‐ばやし【出×囃子】
長唄で、唄方と三味線弾きとが舞台に出て、観客に姿を見せて演奏すること。歌舞伎舞踊などで行われる。
1のうち特に、囃子方も舞台上に出て演奏すること。
寄席で、芸人高座へ上がるときに演奏する囃子。

出典:小学館
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とっさの日本語便利帳

出囃子
演者を高座に導くための背景音楽。伝統音楽などから演者が自分で選ぶ。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

でばやし【出囃子】
(1)寄席用語。落語家をはじめとする寄席の芸人が,高座の上がり,下(お)りの際に用いるはやし(囃子)をいう。元来は上方落語界の風習で,上方では,前座,二ッ目,真打と,おのおのの地位に応じて出囃子の種類がきまっているが,東京では,それぞれ勝手な囃子を用いている。東京落語界で出囃子をもちいるようになったのは大正初期からで,東西の芸人の交流がさかんになったことによる。東京では,お囃子さんが落語家の体つき芸風持味などを観察し,その個性にふさわしい曲を選ぶのがしきたりである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

でばやし【出囃子】
歌舞伎舞踊・舞踊劇で、伴奏の長唄・浄瑠璃・三味線・鳴物の奏者が、舞台上の雛段ひなだんに居並んで演奏すること。 ⇔ 御簾内みすうち
寄席よせで、演者が高座に出る際に奏する三味線の陰囃子。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

で‐ばやし【出囃子】
〘名〙
① 歌舞伎所作事で、長唄連中の出唄いの時、囃子(はやし)方がともに舞台雛壇に並んで演奏すること。また、その囃子。
※御狂言楽屋本説(1858)初「所作 長唄三味線出ばやしなり」
② 寄席芸人が高座に上がる時に演奏する下座の囃子。
※寄席風俗‐上方落語・芝居噺研究(1942)〈正岡容〉「芸人の上るとき、下りるときには、出囃子が入る」

出典:精選版 日本国語大辞典
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