●分子化合物【ぶんしかごうぶつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子化合物
ぶんしかごうぶつ
molecular compound
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世界大百科事典 第2版
ぶんしかごうぶつ【分子化合物 molecular compound】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
分子化合物
ぶんしかごうぶつ
molecular compound
古典的化学結合論によってはそれぞれ単独に分子として考えられる2種以上の化合物あるいは単体が一定の組成比で複合し、一つの化合物となるものの総称。化学結合論の発展にしたがってそれらの分子間の相互作用、結合様式が明らかになるにつれて、水和物を含む溶媒和物、錯体、分子錯体、電荷移動錯体、包接化合物などに分類されるようになった。狭義の分子化合物は分子間化合物intermolecular compoundともよばれるが、分子間にはファン・デル・ワールス力あるいは水素結合力などが作用していることが多い。導電性有機化合物や機能性材料として、特殊な性質をもつ分子を組み合わせた分子化合物の設計合成も行われている。
[岩本振武]
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精選版 日本国語大辞典
ぶんし‐かごうぶつ ‥クヮガフブツ【分子化合物】
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化学辞典 第2版
分子化合物
ブンシカゴウブツ
molecular compound
単独で安定に存在しうる分子A,Bが互いに結合してできる化合物のうちで,比較的簡単にもとの成分に解離できるものをいう.A・BまたはA・nBのような組成をもち,AとBとが同一化合物の場合もある.付加化合物の一種であるが,不飽和結合に対する付加反応による生成物や,アンモニウム塩,そのほかの安定なオニウム化合物は分子化合物とはよばない.例としては,電荷移動力による電荷移動錯体,水素結合によるフッ化水素の二量体,デオキシコール酸と種々の有機化合物が結合してできたコレイン酸,また塩類の水和物,溶媒和物などがある.
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デジタル大辞泉
ぶんし‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【分子化合物】
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