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切削加工【せっさくかこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

切削加工
せっさくかこう
cutting
切削工具を用いて工作物の不要部分を切り屑として削り取り,所要の形状寸法,表面状態にすること。各種の工作機械を用いて,円,穴,面,曲面などを加工できる。また,切削する工具によって次のように分けられる。 (1) 刃物による加工 刃物の形状および刃物と工作物の相対運動から,旋削,穴あけ,平削り,形削り,フライス削り,その他に細分される。 (2) 砥粒による加工 砥石を用いる研削ホーニングと,ばらばらの砥粒を使用するラップ仕上げ液体ホーニングなどに分けられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せっさく‐かこう【切削加工】
[名](スル)金属材料を各種旋盤を用いて切削し、所定の形状・寸法に加工すること。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

せっさくかこう【切削加工】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

切削加工
せっさくかこう
metal removal machining

加工する材料を局部的に破壊し、切屑(きりくず)(破壊片)を削り出しながら所望の寸法形状の品物を機械加工する除去加工方法の一つ。このような広い解釈を行うと、加工する材料は金属をはじめ木材、石材、プラスチックス、ガラス、貴石類、その他種々のものがある。

 除去加工法には、刃物による切削加工と砥粒(とりゅう)による砥粒加工がある。砥粒加工は砥石のように固定した砥粒による加工と、遊離している状態の砥粒による加工とに分けることができるが、これらは一般には「研削加工」あるいは「研磨加工」として、切削加工とは区別して扱われている。切削加工では工具と工作物との間に相対運動を与える必要があり、これは(1)主切削運動、(2)送り運動、(3)位置決め運動、の3種類に大別される。これらの相対運動のとり方および工具の種類との組合せによって、加工様式が細かく分類されている。

 刃物を大別すると、実際に切削を行う主切刃が一か所にあるバイト、円筒形の刃物でその端面あるいは外周に切刃のあるドリル類およびフライス類などがある。

[清水伸二]

加工様式

基本的に次の4種類に大別されている。(1)旋削(せんさく) 回転切削運動と直進送り運動とを組み合わせたバイトによる加工方法で、直進送り運動が回転軸心と直角でない場合には円筒形状、円錐(えんすい)形状、および任意曲線の回転曲面を切削することができる。この種の切削加工を行う工作機械が旋盤である。また、相対運動であるため、刃物が工作物の外周で回転運動を行ってもよい。送り運動が回転軸心に対し直角の場合には平面を切削することができ、これを正面削りという。さらに外周だけではなく円筒形の内面を切削することも可能であり、これは中ぐりとよばれ、おもに旋盤、中ぐり盤といった工作機械で作業が行われる。(2)平(ひら)削り 直進切削運動と直進送り運動を組み合わせたバイトによる加工で、二つの直進運動によって定まる平面を削り出す加工法である。この場合の直進切削運動は往復運動であり、一般的には帰還行程での切削は行われず、また送り運動は切削運動の行程終端で間欠的に行われる。比較的小さい工作物を対象として、刃物に直進運動を与える機械を形削り盤といい、大形の工作物を対象として、工作物に直進運動を与える機械を平削り盤という。さらに、直進切削運動を垂直方向に行わせる立て削り盤がある。(3)穴あけ 回転切削運動をドリルに与え、その回転の軸心方向へ直進送り運動を与えることにより工作物に穴をあける切削加工法である。おもにボール盤により加工を行う。(4)フライス削り 円筒外周に多数枚の切刃を設けたフライスという刃物に回転切削運動を与え、工作物あるいは刃物に直進送り運動を行わせて平面を削り出す加工法である。フライスによる平面加工には、おもに平フライス削りと正面フライス削りとがある。前者は円筒外周に切刃を設けた平フライスを用い、後者は円筒端面に切刃を設けた正面フライスを用いる。おもにフライス削りを行う機械がフライス盤である。

 以上のほかに、特殊形状の切削加工としてねじ切削、歯車切削など種々の加工様式がある。

[清水伸二]

切削工具

工具は切削加工方法とともに種々の材質、形状のものがあるが、工具材料として要求されることは、(1)工作物より硬度が高いこと、(2)高温下で硬度の低下がないこと、(3)耐摩耗性が大きいこと、(4)切削時の反力(切削抵抗)による変形が小さく強靭(きょうじん)なこと、(5)所定の形状に製作しやすいこと、(6)経済的に安価であること、などが共通してあげられる。材料の種類として従来から用いられているものに高速度鋼、超硬合金、セラミックス、サーメット、CBN(立方晶窒化ホウ素)、ダイヤモンドなどがある。現在、旋削、フライス削りの工具材料の主流は超硬合金であるが、その主原料であるタングステンの不足、価格上昇により、近年、脱タングステンを目的とした工具材料が注目され開発されてきた。その結果、超硬合金より高速切削に適したアルミナの焼結体であるセラミックス、およびセラミックスと炭化チタンや窒化チタンとの複合材料であるサーメットが急速に普及してきた。さらに、これらの新工具材料およびそれらの工具母材へのコーティング技術の開発により、切削能率の向上および工具寿命の延長は著しく、切削加工技術に大きな進歩をもたらしている。また、CBNやダイヤモンドの微粒子を超硬合金台上に焼結してつくられた切削工具なども開発され、従来切削不可能とされていた高硬度の工作物を容易に切削できるようになってきている。

[清水伸二]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せっさく‐かこう【切削加工】
〘名〙 工業用材料、特に、金属材料などを切ったり、削ったりして加工すること。

出典:精選版 日本国語大辞典
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