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切子灯籠【キリコドウロウ】

デジタル大辞泉

きりこ‐どうろう【切(り)子灯籠】
枠を切り子1の形に組んで、四方の角に造花や紙・帛(はく)などを細長く切ったものを飾りつけた灯籠盂蘭盆会(うらぼんえ)などに用いる。 秋》

出典:小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)

切子灯籠
きりこどうろう

盆灯籠の一種で、灯袋(ひぶくろ)が立方体の各角を切り落とした形の吊(つ)り灯籠。灯袋の枠に白紙を張り、底の四辺から透(すかし)模様や六字名号(ろくじみょうごう)(南無阿弥陀仏)などを入れた幅広の幡(はた)を下げたもの。灯袋の四方の角にボタンやレンゲの造花をつけ、細長い白紙を数枚ずつ下げることもある。点灯には、中に油皿を置いて種油を注ぎ、灯心を立てた。お盆に灯籠を点ずることは『明月記(めいげつき)』(鎌倉時代初期)などにあり、『円光(えんこう)大師絵伝』には切子灯籠と同形のものがみえている。江戸時代には『和漢三才図会』(1713)に切子灯籠があり、庶民の間でも一般化していたことがわかるが、その後しだいに盆提灯に変わっていった。ただし現在でも、各地の寺院や天竜川流域などの盆踊り、念仏踊りには切子灯籠が用いられ、香川県にはこれをつくる人がいる。

[小川直之]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

きりこ‐どうろう【切子灯籠】
〘名〙 (「きりこどうろ」とも) わくを切子①の形に組み、紙または帛の垂(しで)を飾り垂らした灯籠。花をつけたり、彩色などをして飾ったものもある。盂蘭盆会(うらぼんえ)などに用いる。盆灯籠。きりこのとうろう。きりこ。きりこあんど。《季・秋》
※実隆公記‐明応八年(1599)六月紙背(勧学院偆賢書状)「御灯呂之事当年者可御免候。乍去御闕如候はは、きりこ燈呂にても可申付候」 〔俳諧・増山の井(1663)〕
※浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)下「夕部(ゆうべ)の空もはやくれて、のきば、のきばにとぼす火はきりこどうろう」

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