●制度【せいど】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
制度
せいど
institution
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
せい‐ど【制度】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
せいど【制度 institution】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
制度
せいど
institution
複合的な社会規範の体系を意味する。端的にいえば規範の複合体である。社会規範とは、社会生活に一定の拘束を加えて統制する規則のことであって、人々の社会的行為を具体的に規制するものである。社会規範には慣習、習律、法などが含まれている。このような意味での社会規範の複合体を制度というのである。たとえば、婚姻制度という場合、そこには見合いや恋愛といった配偶者選択の慣習があり、結納という交換的な儀礼、結婚式と披露宴に関する習律があり、婚姻の届出という法がある。それらの複合的全体として、婚姻制度が成り立っている。
制度は、社会的に承認された行為規則を提供してくれるので安全かつ効率的に欲求を充足する手段になり、混乱を規制することにより社会の秩序維持に寄与している。社会規範の複合体が、第一に、社会の成員の多数によって受容され、第二に、逸脱に対しては制裁が加えられることで保障され、第三に、個々人の人格形成のなかで内面化される場合には、その規範の複合体は「制度化」されているといわれる。まさに制度化は社会の秩序と統合にとって基本的である。しかし、社会には無規制化(アノミー化)という反対の方向の動きも絶えず作用していることに注目しなければならない。なお、社会制度social institutionという場合は、制度のみでなく、価値体系や集団や社会関係までも包含した複合体をさしている。
[塩原 勉]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
せい‐ど【制度】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「制度」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●制度の関連情報