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前立腺【ぜんりつせん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

前立腺
ぜんりつせん
prostate
膀胱に続く後部尿道を取囲むように位置しているクルミ大の臓器。男性の副性器の一つで,男性ホルモンの支配を受け,前立腺液をつくる。精液は,精嚢の分泌物と前立腺液,それに精子から成る。前立腺液はクエン酸と多くの酵素を含む。その生理的役割は精子の生存や運動に関係していると考えられる。

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デジタル大辞泉

ぜんりつ‐せん【前立腺】
男性の生殖器官の一。膀胱(ぼうこう)の頸部(けいぶ)と尿道とを輪状に取り巻いている大の腺。アルカリ性乳白色の液を分泌し、精液成分となる。摂護腺(せつごせん)。前位腺。→前立腺特異抗原

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

前立腺
 膀胱に続く後部尿道を輪状に囲む分泌腺

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ぜんりつせん【前立腺 prostata】
かつては摂護腺ともいった。ヒトを含め,哺乳類のみに存する栗の実大の器官で,膀胱の下に位置し,真ん中を尿道が貫き,さらに左右から両側の精管が入り射精管となって尿道に注ぐ。精液の液体成分の大部分を占める前立腺液を分泌する。複合管状腺で20~30本の導管が尿道を中心に放射状に走り,腺の終末部はくびれの多いふくろをなす。腺上皮は,単層または2列の立方ないし円柱上皮で,電子顕微鏡で見ると核上部に多量の分泌顆粒をもっている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぜんりつせん【前立腺】
男性性器の一部で、膀胱ぼうこうの下にあって後部尿道を輪状にとりまく栗の実大の腺。乳白色の前立腺液を分泌して、精子の運動を活発にする。摂護腺。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

前立腺
ぜんりつせん
男性生殖器(性器)の付属腺の一つ。古くは摂護腺(せつごせん)とよんだ。前立腺は膀胱底(ぼうこうてい)に密接しており、形、大きさはともにクリの実に似ている。とがった先端は前下方に向き、上面にあたる部分は膀胱頸(けい)(膀胱から尿道に移る部分)の直下にくる。なお、尿道は前立腺の中央部よりやや前部を貫通し、左右の射精管は尿道の後方で前立腺の中央部(前立腺中葉)を貫通している。
 前立腺の全体の大きさは、左右径(上面)で約4センチメートル、前後径で約2センチメートル、垂直径で約3センチメートルほどで、重量は15~20グラムである。肛門(こうもん)から指を5センチメートルほど先まで入れて直腸を触診すると、前方で前立腺に触れることができる。前立腺を構造のうえからみると、一部が筋性、一部が腺性となっている。すなわち、前立腺は平滑筋線維を含む結合組織の被膜に包まれ、腺の内部の実質中にも多量の平滑筋が結合組織とともに分布している(間質という)。また、尿道を囲んで30~50個の分岐管状胞状腺が同心円状に配列し、その導管(15~30本)が放射状に尿道の周りを走っている。ここからの分泌物は乳白色でさらさらした液であり、内腔(ないくう)に貯留されるが、射精時には排出される。精液の約15~30%は前立腺の分泌液が占める。分泌液はアルカリ性で、ジアスターゼ、β(ベータ)‐グルクロニダーゼや数種のタンパク分解酵素を含む。精子の運動は、これらの分泌物によって活発になるといわれる。一般的に、50歳以上になると前立腺肥大がおこる。これは、男性ホルモンの減少、性ホルモンの失調などによって、結合組織の増生がおこり、肥大をきたすものである(80歳までに、その発症率は80%という)。前立腺肥大になると、膀胱頸や尿道の圧迫により排尿障害が生じる。なお、前立腺癌(がん)は、男性にとっては悪性腫瘍(しゅよう)の一つとされる。[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぜんりつ‐せん【前立腺】
〘名〙 男性生殖器の一部で、膀胱(ぼうこう)の下方に接し、尿道の始部を輪状に囲む臓器。精液の液体成分をなす乳白色の液を尿道へ分泌して精子の運動を活発にする。摂護腺。
[語誌]「重訂解体新書」(一七九八)で、Voorstanders が「遮防囲護ノ義ナリ」というところから「摂護」と訳されたので、幕末・明治初期に、「摂護腺」が、解剖学の用語となったが、日本解剖学会の用語改訂委員会で「前位腺」に、さらに、中国で使用されている「前立腺」に改められた。

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