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前置詞【ぜんちし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

前置詞
ぜんちし
preposition
品詞の一つ。通常,名詞代名詞の前におかれ,それらが意味のうえで文のほかの部分とどういう関係にあるかを示す単語。不変化詞の一つ。による語形替変をもつ言語では,それぞれの前置詞について,次にくる名詞の格が決っていて,このことを「前置詞の格支配」という。言語によっては,次にくる名詞についている冠詞と融合して一語とみなされることもある (フランス語の部分冠詞 de+le→duなど) 。歴史的にみると,インド=ヨーロッパ語族では名詞と特定の結合を本来せず,独立に場所の関係などを示す一種の副詞であったものが,特定の格とともにその意味を明確化するために用いられた結果,名詞の格自体の意味が次第に弱まり,特定の格を支配してさまざまの意味を表わす前置詞へと発達したものである。また一方,動詞と密接な関係をもつものも生じ,古代ギリシア語では前置詞の多くが一種の接頭辞となって動詞と結合したし,ゲルマン語では動詞の前綴りとなった。 (→後置詞 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ぜんち‐し【前置詞】
preposition》ヨーロッパ諸語などにみられる品詞の一。名詞代名詞の前に置かれ、その語の他の語に対する関係を示すもの。英語のat, in, ofなどの類。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ぜんちし【前置詞】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぜんちし【前置詞】
西欧語の文法における品詞の一。名詞・代名詞などの前にあって、文中の他の語との関係を示す語。英語の of, on, フランス語の à, de, ドイツ語の auf, mit の類。 → 後置詞

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

前置詞
ぜんちし
名詞または名詞句の前に置かれ、それらが他の文法要素に対してもつ統語的・意味的関係(「格」とよぶ)を表す文法要素。接辞と異なり、他の語の一部となることがなく、語形変化も行わない。
 名詞の格の表示が語形変化によらない言語(英語、中国語など)では、格は名詞(句)の語順ないし前置詞で示される。この場合、主格は語順で、対格・与格は語順または前置詞で、それ以外は前置詞で表されることが多い。英語の例を示すと、〈主格〉‘John loves Mary.’〈対格〉‘John loves Mary.’‘John looked at Mary.’〈与格〉‘John gave Mary a watch.’ ‘John gave a watch to Mary.’〈場所格〉‘John came from Tokyo.’〈道具格〉‘John came by car.’となる。一般に、前置詞の表す格は、主格、対格、与格のような抽象的な「文法格」に比べて、より具体的に「場所、方向、道具、手段、原因、比較」などの意味を表す。
 一方、名詞の格が語形変化で示される言語(ロシア語、ドイツ語など)では、それぞれの変化形が広範囲の意味関係を示しうるため、意味を限定し明示するのに前置詞が使われるが、一般に文法格は語形変化で、それ以外は前置詞で示されることが多い。このような言語では、前置詞に続く名詞(句)が一定の格を要求する(「前置詞の格支配」とよぶ)。また、同じ前置詞が、支配する格によって意味を変えることがある(ドイツ語の例。〈対格〉‘in den Garten’「庭へ」、〈与格〉‘in dem Garten’「庭で/庭に」)。
 前置詞は述語が目的語に先行する言語(上記のほか、ベトナム語、アラビア語など)に多くみられる。一方、目的語が述語に先行する言語(日本語、朝鮮語、ビルマ語など)では、前置詞があまりみられないかわりに、同じ働きが名詞(句)の後に置かれる「後置詞」(国文法でいう「助詞」)によって行われることが多い。以上に前置詞について述べたことは、後置詞についても当てはまることが多い。[山田 進]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぜんち‐し【前置詞】
〘名〙 (preposition の訳語) ヨーロッパの諸言語などに見られる品詞の一つで、英語の in, on などのように名詞や代名詞の前に置かれて、その名詞・代名詞と他の語との関係を表わすもの。⇔後置詞
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四「接続詞も前置詞も無い〈略〉菊池一流の英語で」

出典:精選版 日本国語大辞典
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