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副腎皮質ホルモン【フクジンヒシツホルモン】

デジタル大辞泉

ふくじんひしつ‐ホルモン【副腎皮質ホルモン】

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

副腎皮質ホルモン
 副腎の皮質から分泌されるホルモンで,ステロイドホルモンであるグルココルチコイド(コルチゾール,コルチコステロンなど),ミネラルコルチコイド(アルドステロン),性ホルモンがある.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ふくじんひしつホルモン【副腎皮質ホルモン adrenocortical hormone】
副腎皮質から生成・分泌されるステロイドホルモンの総称で,同じ作用をもつ合成物質を含めてコルチコイドcorticoidまたはコルチコステロイドcorticosteroidともいう。副腎皮質ホルモンには,糖質コルチコイド(グルココルチコイドglucocorticoid)であるコルチゾール,コルチゾン鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイドmineralocorticoid)であるアルドステロン副腎性アンドロゲンであるデヒドロエピアンドロステロンアンドロステンジオンなどがある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ふくじんひしつホルモン【副腎皮質ホルモン】
副腎皮質から分泌されるホルモンの総称。生命維持に必須で、体内における無機質・水分代謝の調節を行うもの、血糖値の上昇、肝臓におけるグリコーゲンやケトン体の生成を促進するもの、および雄性ホルモンがある。化学的にはいずれもステロイドで、抗アレルギー作用・抗炎症作用が顕著なものは、薬剤として利用される。コルチコイド。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

副腎皮質ホルモン
ふくじんひしつほるもん
副腎皮質より分泌されるステロイドホルモンの総称。コレステロールを原料として生合成される脂溶性ホルモンである。腎臓の上部に位置する総重量8~10グラムの内分泌(せん)を副腎という。副腎の中心部には外胚葉(がいはいよう)由来の髄質が存在し、その周囲を中胚葉由来の皮質が取り囲んでいる。
 副腎皮質は外側より球状層、束(そく)状層および網(もう)状層の3層から構成されている。球状層では鉱質コルチコイドの1種であるアルドステロンが産生される。アルドステロンは腎臓の遠位尿細管に作用してナトリウムの再吸収およびカリウムと水素イオンの分泌を促進する。束状層からは主として糖質コルチコイドの1種であるコルチゾール(ヒドロコルチゾン)というホルモンが分泌される。コルチゾールは脂肪の分解や骨格筋におけるタンパク質の分解を促進する。その他、コルチゾールは肝臓におけるグリコーゲンの合成を亢進(こうしん)させ、免疫系を抑制し、骨形成の抑制と骨吸収の促進、さらには鉱質コルチコイド様活性などのさまざまな機能を有している。網状層からはおもに副腎アンドロゲンとよばれる雄性(男性)ホルモンが分泌される。
 コルチゾールや副腎性アンドロゲンの分泌は主として脳下垂体前葉から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって調節されている。一方、アルドステロンの分泌は主としてレニン‐アンギオテンシン系により調節される。レニンは腎臓の傍(ぼう)糸球体細胞で産生される酵素であり、血中でアンギオテンシノーゲンをアンギオテンシンに分解する。アンギオテンシンはさらに肺循環中にアンギオテンシンへと分解され、それが副腎に作用してアルドステロンが分泌される。
 副腎皮質ホルモンの分泌異常症としては、アルドステロンの分泌亢進により高血圧および低カリウム血症がおこる原発性アルドステロン症、コルチゾールの過剰により肥満、高血圧、筋萎縮(いしゅく)、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や耐糖能障害などをきたすクッシング症候群、およびコルチゾールやアルドステロンの欠乏により、脱力、体重減少、食欲不振、低血圧などをきたすアジソン病などがある。
 ステロイドホルモンは脂溶性のリガンド(情報伝達物質)であり、血液中では結合タンパク質と結合して存在するが、遊離型となって標的細胞内に入り、受容体と結合して核内へ移行する。ステロイドー受容体の複合体は標的遺伝子上の糖質コルチコイド応答配列あるいは鉱質コルチコイド応答配列に結合し、遺伝子発現を制御する。ステロイドホルモンは他のホルモンと比べ、その受容体が非常に多くの組織に存在するため、ステロイド薬は広範囲の疾患に有効である反面、副作用も広範囲におきる。[小泉惠子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ふくじんひしつ‐ホルモン【副腎皮質ホルモン】
〘名〙 (ホルモンはHormon) 動物の生命維持に必要不可欠なホルモンの一つ。副腎皮質でつくられ、副腎静脈血中に内分泌される。鉱質代謝に関係するものと糖質代謝に関係するものとがある。

出典:精選版 日本国語大辞典
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