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劉向【りゅうきょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

劉向
りゅうきょう
Liu Xiang
[生]元鳳1(前80)頃
[没]建平1(前6)頃
中国,前漢の学者。漢王族の出身。博学で,文才があり,20歳で諫議大夫となり,政治的抱負をもっていたが,失脚し,のち再び用いられ,宮中所蔵の諸文献と民間所蔵のそれとを対校して新校本をつくり,それぞれの解題『別録』を著わし,中国の目録学の創始者とされる。君主を教誡する目的で編んだ『新序』『説苑 (ぜいえん) 』『古列女伝』などのほか,『洪範五行伝』のがある。また『楚辞』の編者としても知られ,みずからも『九歎』など 33編の作品があったが多くは伝わっていない。

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劉向
りゅうこう
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デジタル大辞泉

りゅう‐きょう〔リウキヤウ〕【劉向】
[前77ころ~前6]中国前漢の経学者本名更生(あざな)は子政。宮中書物校訂整理に当たり、書籍解題別録」を作り、目録学と称される。著「説苑(ぜいえん)」「洪範五行伝」「新序」「列女伝」など。りゅうこう。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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りゅう‐こう〔リウカウ〕【劉向】

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世界大百科事典 第2版

りゅうきょう【劉向 Liú Xiàng】
前79‐前8
中国,前漢の学者。本名は更生(成帝即位の年,前32年に向と改名),字は子政。沛(はい)(江蘇省沛県)の人。漢高祖の同父弟である楚元王交の子孫。12歳で任子により郎官となり諫大夫に任用される。宣帝が学者をブレーンとして集めたとき,彼もそこに加わる。春秋学の中の春秋穀梁学を修め,また宮中の図書館(石渠閣)で五経を講じた。郎中から給事中,光禄大夫,中塁校尉と官職を歴任するが,特に元帝期には蕭望之,同堪らとともに国政を指導,元帝期の宦者(かんじや)石顕,成帝期の外戚王氏らの横暴に反対し,ためにしばしば投獄免官される。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

りゅうきょう【劉向】
りゅうこう りゅうしょうとも 前79~前8 中国、前漢の学者。字あざなは子政。秦の焚書ふんしよ以来、混乱していた宮中の図書の整理校訂を行い、目録解題を作った。死後、息子の劉歆りゆうきんがこの事業を継承。著「列女伝」「列仙伝」「新序」「説苑ぜいえん」「洪範五行論」

出典:三省堂
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りゅうこう【劉向】
りゅうきょう劉向

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日本大百科全書(ニッポニカ)

劉向
りゅうきょう
(前79/77―前8/6)
中国古代、前漢末の学者。字(あざな)は子政(しせい)、名は更生(こうせい)。漢の高祖の異母弟である劉交(?―前179、楚元(そげん)王)の4世の孫。若くから才能を現し、宣帝(在位前74~前49)に起用されて諫大夫(かんたいふ)となり数十篇(ぺん)の賦頌(ふしょう)を献上する。神仙方術にも関心が強く、黄金の鋳造を進言して失敗し下獄するが、父兄の運動で死を免れる。のちふたたび宣帝に用いられ、石渠閣(せっきょかく)における五経同異の論争に穀梁(こくりょう)春秋派の一員として登用される。すでに当時を代表する学者であった。次の元帝・成帝期、向は劉氏の族長としての宗正の地位にあって、外戚(がいせき)や宦官(かんがん)の横暴を抑えるため懸命に活躍する。成帝のとき、名を向に改める。このころ、外戚の横暴を牽制(けんせい)し、天子の鑑戒(かんかい)ともなるよう上古から秦(しん)漢に至る符瑞(ふずい)災異の記録を集成して『洪範(こうはん)五行伝論』11篇を著して上奏する。また編著書に『説苑(ぜいえん)』『新序』『列女伝』『戦国策』および宮中の図書を整理する際に撰述(せんじゅつ)した『別録』などがある。向の子である(きん)はこれによって『七略』を撰(せん)し、これはやがて『漢書(かんじょ)』芸文志(げいもんし)にほぼそのままの形で収載されて今日に伝わっている。『漢書』に伝記がある。[町田三郎]
『板野長八「災異説より見た劉向と劉」(『東方学会25周年記念論集』所収・1972・東方学会) ▽町田三郎「劉向覚書」(『日中学会報 28』所収・1976・日本中国学会) ▽銭穆「劉向・父子年譜」(『燕京学報 7』所収・1929・燕京大学)』

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精選版 日本国語大辞典

りゅう‐きょう リウキャウ【劉向】
(「りゅうこう」「りゅうしょう」とも) 中国、前漢の学者。字は子政。名は更生。楚元王交の四世の孫。宮中の図書の校訂に努力、その解題書「別録」を編んだ。著「説苑」「洪範五行伝」「新序」「列女伝」など。(前七七‐前六

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