●力織機【りきしょっき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
力織機
りきしょっき
power loom
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世界大百科事典 第2版
りきしょっき【力織機】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
力織機
りきしょっき
電力により、モーターを回して運転する織物をつくる機械。人力による手織機(手機(てばた))、足踏織機などがあるが、主運動といわれる経(たて)糸の開口、緯(よこ)糸の挿入および緯打ちの機構原理には変わりないが、力織機ではクランク軸の回転により、主運動、副運動などのすべての運動が伝達作動するようになっている。1785年イギリス人カートライトが力織機の原型を発明し、18世紀末の産業革命の誘因となった。日本では明治以降に導入され、綿織物、毛織物、絹織物の生産に非常に活躍した。なお緯糸がなくなったとき、自動的に緯糸が補給できる力織機を「自動織機」といい、1897年(明治30)ごろに豊田(とよだ)佐吉が発明した。現在の力織機では、緯糸の挿入運動は杼(ひ)(シャットル=シャトル)を有し、左右から往復運動によるものが多いが、最近では無杼(むひ)織機といわれるレピア型、ジェット型の生産性の高い革新織機も開発されている。一方、紋織物など、複雑化のほうでは、従来のジャカード機を力織機の上にのせる方法にかわって、コンピュータを使ってデザインを直接読み取り簡単に柄織物をつくる力織機もある。
[並木 覚]
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精選版 日本国語大辞典
りき‐しょっき ‥ショクキ【力織機】
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旺文社世界史事典 三訂版
力織機
りきしょっき
Power Loom
蒸気を動力とする織布機で,1785年特許を得た。19世紀にはいってから急速に普及し,産業革命の進展に大きく貢献した。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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デジタル大辞泉
りき‐しょっき〔‐シヨクキ〕【力織機】
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