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劣後ローン【れつごろーん】

朝日新聞掲載「キーワード」

劣後ローン
金利は高めだが、返済をほかの借り入れより後回しにしてよいなど、借り手に有利な点も多い借金のこと。貸すにとっては将来の返済が見込めるので、株を買って出資するよりは、お金を出しやすい。経営が悪化した銀行への公的資金注入にも使われる。
(2012-06-02 朝日新聞 朝刊 2経済)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

れつご‐ローン【劣後ローン】
subordinated loan》借り手の企業などが倒産した際に、貸し手への返済順位が低い無担保の貸出債権。リスクの大きい反面、金利は高めに設定してある。銀行の自己資本比率を上げる手段として活用されている。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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事業再生用語集

劣後ローン
【Subordinated Loan】 金融機関等が融資した融資先が破たんした場合、返済順位がほかの債権より低い無担保の貸し出し債権。保険会社や銀行の自己資本への一部繰り入れが認められている。生保と銀行は互いに多額の劣後ローンを拠出しあい、基金や株式などと合わせて“持ち合い”関係を形成している。 ⇔シニアローン

出典:(株)セントラル総合研究所

大辞林 第三版

れつごローン【劣後ローン】
元利金の返済が他の債務よりもあとになる金銭消費貸借。債務者にとっては自己資本に近い性格をもつ。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

劣後ローン
れつごローン
subordinated loan
金融機関が倒産したときに,他の通常の融資の回収が終わってからでないと返済を受けられない無担保の貸出債権。 1990年6月に大蔵省が導入に踏み切り,都市銀行などが生保や損保から借り入れている。貸出期間は5年。金利は長期プライムレートを基準にした変動金利を採用している。株式の含み益とは異なり,安定した自己資本充実策として都銀などが借り入れを急増させてきたが,支払金利負担が重いという側面があり,最近では劣後ローンの調達を抑制する傾向にある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

劣後ローン
れつごろーん
subordinated loan
元利金返済の優先順位が一般債権より低い無担保の貸出債権。借り手が経営破綻(はたん)した際は、すべての債権者への弁済を終えてなお残額がある場合に返済が行われる。貸し手にとっては、貸し倒れリスクが大きい反面、金利が高いというメリットがある。貸し手を保護するためには返済の順位付けを行うのは望ましくないとの考え方もあるが、日本では1990年(平成2)6月に導入が認められた。事実上、破綻時に返済が不要で株主資本と似た性格があり、金融機関は会計処理上、劣後ローンによる調達額を自己資本に一部組み入れることが認められている。そのため1990年代から2000年代前半にかけて大手銀行が自己資本比率の引き上げに多用した。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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