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劣性【れっせい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

劣性
れっせい
対立形質」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

れっ‐せい【劣性】
対立形質において、雑種第一代では発現を抑えられるほうの形質。潜在して子孫に現れる。潜性。⇔優性

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

れっせい【劣性 recessive】
ある形質を支配する対立遺伝子が同型接合体(ホモ)では発現するが,異型接合体(ヘテロ)では発現しない場合,ヘテロで発現しない対立遺伝子または対立形質を劣性という。これに対して異型接合体で発現する方を優性という。優性(たとえば遺伝子型AAと表す)のものと劣性(同じくaa)のものを交雑した雑種第1代F1の遺伝子型はAaとなり,表現型は優性のAの形質を示すが,劣性のaの形質は発現してこない。しかしF1を自家受精して生じた雑種第2代F2では,25%の割合で劣性同型接合体(aa)を生じ,劣性形質がふたたび発現してくる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

れっせい【劣性】
雑種第一代で、両親のもつ対立形質・遺伝子のうち、発現しない方をいう。潜性。 ⇔ 優性

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

劣性
れっせい
recessive
生物の1組の対立形質について、ヘテロ(異型)の遺伝子型をもつ個体で、形質として現れずに隠された性質、またはその遺伝子を劣性という。これに対して形質として現れる性質、またはその遺伝子を優性という。この語は遺伝の法則を発見したメンデルが、エンドウの種子や莢(さや)の形、色など各種対立形質のなかの1組の対立形質をもつ親どうしの交配によって生じた雑種第1代で発現する形質を優性、隠されて発現しない形質を劣性と名づけたのが最初である。
 劣性の形質は、生物にとって不利なものであっても、ヘテロの状態ではそれが発現しないため、生物集団のなかに長く保存されることが多い。ヒトにおいて劣性遺伝をする形質としては、全身の皮膚や毛髪にメラニン色素ができない先天性白皮症がある。ヒトの皮膚には、多くの色素細胞があり、黒色のメラニン顆粒(かりゅう)が含まれている。黒人ではこのメラニン色素が多く、白人はもっとも少なく、黄色人種はほぼ中間である。メラニンは、チロシンというアミノ酸にチロシンキナーゼという酵素が作用して形成されるが、この酵素に異常がおこるとメラニン色素ができずに白皮症になる。白皮症はどの人種にもあり、日本人にも2万人に1人くらいの頻度で現れる。そのほか、伴性遺伝をする遺伝病としては、血友病やレッシュ‐ナイハン症候群(先天性プリンヌクレオチドの代謝異常。脳性小児麻痺、知能障害、高尿酸尿などをおこす)などがある。また常染色体性の劣性遺伝病としては、フェニルケトン尿症、ガラクトース血症、鎌型赤血球貧血症(アフリカなどのネグロイドに多い遺伝病で、血色素に突然変異をおこし、強度の貧血をおこす)、無カタラーゼ血症、色素性乾皮症などが知られている。[黒田行昭]
『駒井卓著『人類の遺伝学』(1966・培風館) ▽黒田行昭編著『21世紀への遺伝学1 基礎遺伝学』(1995・裳華房)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

れっ‐せい【劣性】
〘名〙
① 気性が劣っていること。気の弱い性格。
※小銃(1952)〈小島信夫〉四「射撃の名手であることによって私をたのしんだ連中はこんどは私の劣性のために私をたのしんだ」
② 遺伝する形質で、雑種第一代には現われず、潜在して子孫に現われる形質。潜性。
※現代遺伝学と進化論(1957)〈武谷三男〉六「突然変異を発生する遺伝子が劣性のものであるということに困難を生ずるであろう」

出典:精選版 日本国語大辞典
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