●勲位【くんい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
勲位
くんい
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デジタル大辞泉
くん‐い〔‐ヰ〕【勲位】
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世界大百科事典 第2版
くんい【勲位】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
勲位
くんい
律令(りつりょう)制における位階の一種。おもに軍功者に与えられた場合と、神社に授与された場合があった。「大宝令(たいほうりょう)」において創設され、勲一等より十二等までの等級があり、各勲位はそれぞれ正三位(しょうさんみ)以下従(じゅ)八位までの各官位に比当され、朝儀に列立する際などの序列の目安とされた。勲位は蝦夷(えみし)・隼人(はやと)征討に功をたてた軍士に与えられた例が多く、俘囚(ふしゅう)軍(投降してきた蝦夷を編成した軍隊)の軍功者にも授与された。また藤原仲麻呂(なかまろ)の乱(764)の際には、内乱鎮圧の功に対しても勲位が授けられ、叙勲の範囲は著しく拡大した。しかし9世紀後半以降、勲位制は急速に衰え、わずかに神社の帯勲のなかに命脈を保った。1875年(明治8)に至り、明治政府は8等よりなる勲位を定め、以後制度の改定を重ねたが、1946年(昭和21)に生存者への叙勲は停止された。しかし64年ふたたび生存者叙勲が復活し、現在に及んでいる。
[吉岡眞之]
『野村忠夫著『律令官人制の研究』増訂版(1970・吉川弘文館)』▽『渡辺直彦著『日本古代官位制度の基礎的研究』(1972・吉川弘文館)』
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精選版 日本国語大辞典
くん‐い ‥ヰ【勲位】
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勲章・褒章がわかる事典
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