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包晶【ほうしょう】

岩石学辞典

包晶
液体が平衡に共存している結晶と反応して別の結晶を作り,もとの結晶を包んでしまうことがある.このような結晶を包晶または包析晶という[久保ほか : 1987,長倉ほか : 1998].

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ほうしょう【包晶 peritectic】
合金が凝固する場合の凝固形態の一つ。一般には融液が固溶体の周りを包むように反応して,別の固溶体を形成する場合に生ずる結晶。2元系合金については,その状態図が図1に示すようなものである場合に生じる組織である。たとえば組成X0の合金を液相L状態からゆっくりと冷却すると,温度T1において,液相から,組成α1の固相αが初晶として晶出し,その後固相αの量は増え,その組成はα1からαPへ向かって順次変化する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

化学辞典 第2版

包晶
ホウショウ
peritectic

包析晶ともいう.2成分からなる液体のなかに一方の成分の結晶が共存している場合に,液体がこの結晶と反応して別の結晶をつくり,もとの1成分の結晶を包み込んだ状態の結晶をいう.たとえば,食塩と水の系で食塩の濃度が一定の場合,ある温度まで下げると,温度一定のまま析出した食塩(NaCl)の結晶のまわりで,溶液と結晶が反応してNaCl・2H2Oの結晶ができ,NaClの結晶を包み込んだ包晶ができる.この反応を包晶反応といい,このときの温度を包晶点という.2元合金の場合もしばしば同様のことが起こる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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