●北伝仏教【ほくでんぶっきょう】
世界大百科事典 第2版
ほくでんぶっきょう【北伝仏教】
チベット,中国,朝鮮,日本などに行われている仏教の総称。〈北伝仏教〉あるいは〈北方仏教〉,およびこれに対する〈南伝仏教〉または〈南方仏教〉という呼称は,もとはヨーロッパの仏教学者によって与えられたものである。近代学としての仏教学はインド学と重なって19世紀に始められたが,西欧の学者は,スリランカ(セイロン)で得たパーリ語で著された仏教典籍に基づく仏教を〈Southern Buddhism〉と呼び,ネパールで入手したサンスクリット(あるいは仏教梵語)で書かれた仏典に基づく仏教を〈Northern Buddhism〉と称した。
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デジタル大辞泉
ほくでん‐ぶっきょう〔‐ブツケウ〕【北伝仏教】
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精選版 日本国語大辞典
ほくでん‐ぶっきょう ‥ブッケウ【北伝仏教】
〘名〙 =ほっぽうぶっきょう(北方仏教)
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