●北極星【ほっきょくせい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
北極星
ほっきょくせい
polestar; Polaris
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デジタル大辞泉
ほっきょく‐せい〔ホクキヨク‐〕【北極星】
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デジタル大辞泉プラス
北極星
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世界大百科事典 第2版
ほっきょくせい【北極星 polar star】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
北極星
ほっきょくせい
Polaris
こぐま座のα(アルファ)星。天の北極(地球自転軸を北側に延長した方向)のすぐ近くに位置する明るい星なので、この漢名がある。別の漢名「北辰(ほくしん)(辰は星の意)」も古くから日本に伝わり、このほかに和名としては「子の星(ねのほし)(子は十二支で北のこと)」「一つ星(ひとつぼし)」などがある。英語のポラリスは「極の星 stella polaris」のラテン名に由来。日周運動でほとんど動かず、いつもほぼ真北に見えているので、昔から方位を定めるのに利用されてきた。実視等級はほぼ2.0等で、距離は約430光年。天球上の位置は2000年分点で、赤経2時32分、赤緯プラス89度16分である。望遠鏡で見ると、ごくそばに暗い8.6等星が見え、実視連星を形成する。伴星(B星)はスペクトル型F3の主系列星(表面温度約6800K、質量は太陽の約1.5倍、半径は約1.4倍)である。さらに、北極星の本体自身が分光連星であり、主星(A星)は、スペクトル型F8の超巨星(表面温度約5800K、質量は太陽の6倍程度、半径は約80倍)、伴星(P星)は、スペクトル型F0の主系列星(表面温度約7300K、質量は太陽の約1.5倍程度、半径も約1.5倍)である。A星とP星は公転周期30.46年で離心率0.63の楕円(だえん)軌道を描いて互いに回っている。主星のF8型超巨星は脈動変光星で、3.9697日の周期で膨張・収縮を繰り返している。約100年前は変光幅が0.15等ほどあったが、最近では0.05等程度に減少し、また脈動周期もこの100年間で5分余り長くなった。北極星は全体として毎秒17キロメートルで太陽系に近づきつつある。地球の歳差運動のため地球の自転軸の方向(天の北極)は天球に対して徐々に移動している。天の北極の位置は2000年の時点で北極星から角度で約4分の3度離れているが、2100年ころには約2分の1度まで近づき、その後はしだいに北極星から離れてゆく。そのため北極星が北極の星としての意味をもつのは、あと1000年ぐらいであろう。
[岡崎 彰]
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精選版 日本国語大辞典
ほっきょく‐せい ホクキョク‥【北極星】
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