●北洋材【ほくようざい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
北洋材
ほくようざい
Siberian timber
北方材ともいう。通常はロシア (旧ソ連) 材のことで,沿海州 (プリモルスキー地方) やサハリン島を中心とする地方で産する木材。また北朝鮮,満州 (現中国東北地方) ,北海道産のものを含めていう場合もある。えぞ松,とど松,唐松などの針葉樹が大半を占め,建築用,土木用,梱包材として使われる。北洋材の輸入は明治年間から行われていた。なお,ロシア材貿易については品質管理や安定供給などの未整備の問題を多く抱えるため,現在伸び悩み状態にあり,今後の調整が期待される。 1989年の年間輸入量は 551万m3で,日本の輸入材の 13%を占めている。
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ほくようざい【北洋材】
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