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十全【ジュウゼン】

デジタル大辞泉

じゅう‐ぜん〔ジフ‐〕【十全】
[名・形動]
少しも欠けたところがないこと。十分に整っていて、危なげのないこと。また、そのさま。万全。「十全を期して念を入れる」「十全な(の)備え」
概念または判断が、その表す対象と完に相応すること。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

じゅうぜん【十全】
名 ・形動 [文] ナリ 
少しの欠点もなく、完全なさま。十分に整っていて危げないさま。 -な対策を講ずる
adequate 概念や認識がその対象(事物)と完全に一致・適合していること。あるいは、対象を細部に至るまで究明し、完全に明晰判明に認識していること。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

十全
じゅうぜん
哲学用語としては、ラテン語のアダエクアティオadaequatioないしそれに相当する近代ヨーロッパ語の訳語として、「完全」に相応することをいう。中世スコラ哲学で、真理知性事物の相応として定義されて以来、現代の確率論的発想に至るまで、十全の概は多様な解釈を受けてきた。[坂部 恵]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じゅう‐ぜん ジフ‥【十全】
〘名〙
① (形動) 欠点がないこと。完全であること。また、そのさま。万全。
※田氏家集(892頃)中・奉酬傷菅侍医早亡詩「雨不雲弓絶弦、医門能事尽依然、十全歳後初麟角、百疾人間是乳泉」
※玉塵抄(1563)一四「日と星と十全にそなわらぬを云ぞ。いむ心ぞ」 〔周礼‐天官・医師〕
② (形動) 全く危険がないこと。もっとも安全なこと。また、そのさま。
※随筆・孔雀楼筆記(1768)三「即坐に拝味せば十全なるぞ」
③ (adaequatio の訳語) 哲学で、完全に一致または適合すること。概念の指示するものの本質を概念が完全に表わすとき、その概念をいう。スコラ哲学では、真理とは、知性が事物に完全に合致することにあるとする。

出典:精選版 日本国語大辞典
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