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十勝岳【とかちだけ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

十勝岳
とかちだけ
北海道中央部にある成層火山活火山で,常時観測火山標高 2077m。大雪山火山群の南西方に連なる十勝火山群(→千島火山帯)の主峰で,輝石安山岩火山砕屑物からなる。二重の外輪山の内部に中央火口丘(硫黄山)をもつ三重式火山。安政4(1857)年から多くの噴火が記録される。特に 1926~28年末に断続的に続いた噴火が有名で,1926年5月24日の噴火に伴って発生した泥流は約 25km先の上富良野町一帯にまで達し,死者・行方不明者 144人を出した。1962年6月29日,36年ぶりに噴火活動が始まり,多量の火山弾火山灰を噴出した。1988~90年にも小規模噴火を繰り返した。冬季はスキー場として知られ,北西山麓に白金温泉がわく。大雪山国立公園に属する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

十勝岳
大雪山国立公園の南西部にあり、トムラウシ山(2141メートル)、美瑛岳(2052メートル)、富良野岳(1912メートル)など2千メートル級の山々がほぼ一列に並ぶ十勝岳連峰の主峰をなす。美瑛町、上富良野町、新得町にまたがり、約30年周期で噴火を繰り返している。山頂の北西側付近に新旧噴火口が並んでいる。最近では1988~89年に大きな噴火があった。 「十勝火山砂防情報センター」は入場無料(1、2階のみ)。5~10月は無休。11~4月の火曜日と年末年始は休館
(2018-12-02 朝日新聞 朝刊 1道)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

とかち‐だけ【十勝岳】
北海道中央部、十勝・上川総合振興局にある三重式の成層火山。標高2077メートル。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

とかちだけ【十勝岳】
北海道中央部,上川支庁十勝支庁の境にある活火山。標高2077m。美瑛(びえい)岳(2052m),上ホロカメットク山(1887m),富良野岳(1912m)と連なる十勝火山群の主峰である。十勝火山群は新生代第三紀~第四紀に噴出した流紋岩質軽石流の広大な火砕岩台地の上に,新旧多数の成層火山とこれに寄生する溶岩円頂丘,砕屑丘などが発達した複雑な火山である。山頂の円頂丘の北西部に直径700mの北西に開いたグラウンド火口があり,その北西の火口壁には1926年の噴火で発生した直径約350mの新噴火口(大正火口),さらにその北には62年に噴火した新々噴火口(昭和火口)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

十勝岳
とかちだけ
北海道中央部、上川(かみかわ)・十勝両総合振興局管内の境界に沿い、北東―南西に走る十勝火山列(美瑛(びえい)岳―十勝岳―上ホロカメットク山―富良野(ふらの)岳)の主峰で、千島火山帯の南西端にあたる火山。標高2077メートル。新生代第三紀~第四紀に噴出した流紋岩質軽石流の火砕岩台地上に形成された、玄武岩~安山岩の三重式の成層火山。1857年(安政4)、1925年(大正14)~1928年(昭和3)、1962年(昭和37)の大噴火をはじめ、数回の小噴火の記録があるが、いずれも爆発型である。前記の三大噴火の火口や、1952年ごろから活発化した硫気孔では、いまも硫気活動が盛んであり、1968~1969年には地震が群発した。旭川(あさひかわ)地方気象台が常時観測中である。1926年(大正15)5月24日の大爆発では大泥流がはるか麓(ふもと)の美瑛、上(かみ)富良野の市街をも襲い、死者144、負傷者約200を出した。1962年6月29日の大爆発(噴煙の高さ、山頂上方約1万2000メートル)では、噴石で硫黄(いおう)鉱山施設を破壊し、死者5、負傷者11を出し、降灰砂の害も大きかった。
 北麓(ほくろく)の白金温泉(しろがねおんせん)など、付近は温泉に富み、スキー登山も盛んである。大雪山(たいせつざん)国立公園の一部で、観光開発が進んでいる。登山には、JR富良野線美瑛駅―白金温泉―望岳台―噴火口下のコースが一般的。[諏訪 彰]

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事典・日本の観光資源

十勝岳
(北海道)
日本百名山指定の観光名所。

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精選版 日本国語大辞典

とかち‐だけ【十勝岳】
北海道中央部、大雪火山群の南西部にある火山。外輪山と中央火口丘をもつ三重式成層火山で、十勝川、美瑛川、空知川などを発する。大正一五年(一九二六)の大爆発が記録に残る。大雪山国立公園の一部。標高二〇七七メートル。

出典:精選版 日本国語大辞典
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