●半合成繊維【ハンゴウセイセンイ】
デジタル大辞泉
はんごうせい‐せんい〔ハンガフセイセンヰ〕【半合成繊維】
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世界大百科事典 第2版
はんごうせいせんい【半合成繊維 semi‐synthetic fiber】
天然高分子を化学反応させて異なった性質の高分子とし,これを紡糸して作った人造繊維。理論的用語のため一般市場ではほとんど使われない。セルロースをアセチル化してアセチルセルロースに変え,これを溶剤に溶かして紡糸したアセテートおよびトリアセテート繊維は,代表的な半合成繊維である。綿やパルプなどを構成するセルロースは[C6H7O2(OH)3]n(nは重合度)という構造式をもつが,水酸基-OHは反応性に富みアセチル化されると,[C6H5O2(OH)3-p(OCOCH3)p]nで表される,有機溶媒に可溶のアセチルセルロースに変わる。
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精選版 日本国語大辞典
はんごうせい‐せんい ハンガフセイセンヰ【半合成繊維】
〘名〙 天然に存在する有機高分子物質の誘導体でできている繊維。アセテート人絹が代表的。〔化学繊維(1951)〕
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