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半鐘【ハンショウ】

デジタル大辞泉

はん‐しょう【半鐘】
釣鐘の小さいもの。本来は寺院・陣中などの合図に用いたが、江戸時代から火の見櫓(やぐら)につるし、火災・洪水・盗賊などの非常時に鳴らすようになった。
紋所の名。1を図案化したもの。

出典:小学館
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朝日新聞掲載「キーワード」

半鐘
青銅、鉄などでできた小型の釣り火の見やぐらや、はしご付きの高い柱の上に設置され、火事などの際に槌(つち)でたたいて音を出し、住民に危険を知らせたり、消防団を招集したりした。江戸時代から昭和初期にかけて集落ごとに設けられたが、サイレンや防災無線の整備に伴い、役目を終えて姿を消しつつある。東日本大震災などをきっかけに防災への関心が高まる中、半鐘を復活させたり、モニュメントとして保存したりする動きもある。
(2014-02-12 朝日新聞 朝刊 徳島全県 1地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

はんしょう【半鐘】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

半鐘
はんしょう

火事、天災、泥棒などを知らせるために打つ鐘。青銅製で、寺院の梵鐘(ぼんしょう)に比べて小さいため半鐘という。それ以前は厚板の板木(ばんぎ)を使って寄合などの連絡にも使っていたが、江戸時代に火消(消防組)が組織されるようになって半鐘が普及した。梯子(はしご)の上に取り付けたものから、櫓(やぐら)を組むものになり、鉄製の櫓に取り付けたものはいまも残っている。たたく数によって事件の内容を示す。火事の場合、近火は連打(スリバン)、以下遠くなるにしたがい打数を減らした。そばに消防ポンプなどを納めた小屋を設けたものが多い。いまはサイレンなどの通報手段が普及し、実用性を失った。

[井之口章次]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はん‐しょう【半鐘】
〘名〙
① 釣鐘の小形のもの。昔は寺院または陣営での合図に使用したが、後、火の見やぐらの上などに取付け、火災などの通報に打ちならして用いる。
※雑俳・銭ごま(1706)「小鈞鐘・半鐘と云ふ得心衆」
② 自鳴鐘(じめいしょう)などに取付けられた鐘。
※浮世草子・近代艷隠者(1686)三「はや半鐘(ハンシャウ)の声きこへて」
③ 紋所の名。①を図案化したもの。

出典:精選版 日本国語大辞典
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