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協調融資【きょうちょうゆうし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

協調融資
きょうちょうゆうし
joint financing
一つの企業に対し融資する場合に2つ以上の銀行が融資団を結成し,主取引銀行が幹事となり,貸出金額,貸出分担割合,条件などを協定して貸付けは個々の銀行ごとに行うもの。たとえば電力鉄鋼など一企業の資金需要が多額で,一金融機関では資金がまかないきれないときにいくつかの金融機関に資金負担の分散をはかり,融資を円滑化するために行われる。これに対して一企業に各金融機関が個別に融資条件などを決めて貸付けるものを単独融資という。またこの協調融資に似たものに共同融資があるが,これは複数の金融機関が融資団を結成し,幹事となった金融機関が融資団内部の意見を調整し,統一した融資条件で融資団と貸付先との間に一つの金銭消費貸借契約を締結し,貸付けを行うものである。この方式は第2次世界大戦中に軍需会社に対する金融資に利用された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

きょうちょう‐ゆうし〔ケフテウ‐〕【協調融資】
二つ以上の銀行が同一企業に対し、使途の同じ資金を共通の条件で分担して融資をすること。シンジケートローン

出典:小学館
監修:松村明
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事業再生用語集

協調融資
企業の資金調達ニーズに対し、複数の金融機関が協調融資団を組成して同一の条件で貸付等の信用供与を行う方法。万が一融資先企業が破綻してもリスクを分散できるというメリットがある。間接金融と直接金融の間に位置づけられる商品で、市場型間接金融ともシンジケートローンともいわれる。

出典:(株)セントラル総合研究所

会計用語キーワード辞典

協調融資
複数の金融機関が組み、企業に対して融資することです。企業にとっては、メインバンク依存から抜け出せるとともに、金融機関にとっては貸倒れのリスクを分散させることができます。

出典:(株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」

世界大百科事典 第2版

きょうちょうゆうし【協調融資】
一般に,一つの融資案件について幹事銀行(通常,主取引銀行がなる)を中心に2行以上の銀行が参加して行う貸付けをいう。このメリットは,危険分散ができること,巨額の資金が調達できること,融資機会が増大することである。協調融資には大きく分けて次の三つのタイプがある。(1)国内の融資において,地方銀行都市銀行,あるいはいくつかの都市銀行どうしといった市中銀行の組合せによって行われるもの(市中協融)。協調融資といった場合,一般にこのタイプをいう。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きょうちょうゆうし【協調融資】
複数の金融機関が、同一の融資先に対して年度資金や事業資金を分担して貸し出しを行うこと。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

協調融資
きょうちょうゆうし
大型の設備投資などで、一つの銀行だけではその資金需要をまかないきれないような場合、特定の金融機関(通常は主取引銀行)が幹事となり、複数の金融機関で、融資金額、分担割合、期間、金利、担保条件などを協定して同時に融資を行うことをいう。近年は大口プロジェクト融資の多い海外向け長期貸付(円建て、ドル建て)が増加し、これが協調融資の形で行われており、シンジケート・ローンsyndicated loanとよばれている。協調融資は、各個別銀行にとって、資金負担の軽減、危険分散、競争回避(金利などについて)などの効果をもつ。似たようなケースに共同融資がある。これは、協調融資が融資条件などの協定にとどまり、融資自体は参加各行が個別に行うのに対し、資金を幹事銀行にプールする点で異なる。[那須正彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

きょうちょう‐ゆうし ケフテウ‥【協調融資】
〙 二つ以上の銀行が、幹事銀行を中心として融資条件を協定した上で、同一企業に対し、同時に同じ目的のために多額の事業資金を貸し付けること。

出典:精選版 日本国語大辞典
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