●南房総国定公園【みなみぼうそうこくていこうえん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
南房総国定公園
みなみぼうそうこくていこうえん
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デジタル大辞泉
みなみぼうそう‐こくていこうえん〔みなみバウソウコクテイコウヱン〕【南房総国定公園】
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世界大百科事典 第2版
みなみぼうそうこくていこうえん【南房総国定公園】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
南房総国定公園
みなみぼうそうこくていこうえん
千葉県、房総半島南部の海岸線を中心とした国定公園。富津岬(ふっつみさき)から鋸南(きょなん)、富山(とみやま)、富浦(とみうら)、館山(たてやま)の内房海岸(うちぼうかいがん)を経て最南端の南房総市野島(のじま)崎に達し、さらに鴨川(かもがわ)、天津小湊(あまつこみなと)、勝浦、御宿(おんじゅく)などの外房海岸(そとぼうかいがん)からいすみ市の太東崎(たいとうざき)付近に至る190キロメートル、これに鹿野(かのう)山、鋸(のこぎり)山、清澄(きよすみ)山などの寺や森林を要素とした地域が加わる。面積56.90平方キロメートル。1958年(昭和33)指定、1965年館山地区を追加。変化に富んだ海岸線が景観構成の核をなしている。富津岬は要塞(ようさい)地帯であったが、第二次世界大戦後に開放され富津公園の整備が進み、潮干狩、簀立(すだ)て、海水浴など格好のレクリエーション基地へと変貌(へんぼう)した。鹿野山は九十九谷(くじゅうくたに)の景観や神野(じんや)寺、マザー牧場、ゴルフ場、国民宿舎などを有し、鋸山もロープウェーが通じ、日本(にほん)寺の大仏、千五百羅漢、地獄のぞきなどの観光対象に恵まれている。鋸南町から館山に至る保田(ほた)、勝山、岩井、富浦、北条(ほうじょう)の内房の砂浜海岸は、昭和初期から知られた海水浴場で、夏季のみ営業する貸家・貸間や通年化した民宿も多い。洲崎(すのさき)から白浜、千倉(ちくら)、鴨川に至る外房海岸は、ナノハナ、キンセンカ、カーネーション、ストックなどの花畑が続き、磯浜(いそはま)では海女(あま)の潜水漁業もみられる。野島崎や鴨川の東条海岸、勝浦、御宿にはホテル・旅館が集中し、宿泊基地となっている。南房総市白浜以東には太海(ふとみ)フラワーセンターや海の生態博物館鴨川シーワールドなど観光施設が開設され、特別天然記念物の「鯛の浦(たいのうら)タイ生息地」、日蓮(にちれん)ゆかりの誕生寺や清澄(きよすみ)寺、鵜原(うばら)理想郷、勝浦海域公園など観光資源が連続し、入り江には多くの海水浴場があり、民宿地域が各地に形成されている。南房総国定公園区域は、風土性豊かな景観を味わうことができ、四季を通じて観光客が訪れる。
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精選版 日本国語大辞典
みなみぼうそう‐こくていこうえん みなみバウソウコクテイコウヱン【南房総国定公園】
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