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単性論【たんせいろん】

世界大百科事典 第2版

たんせいろん【単性論 Monophysitism】
キリスト論をめぐる論争において5世紀前半に現れ,政治的に利用されてビザンティン帝国の東方(エジプトシリア)の離反を促した神学説。〈キリスト単性論〉ともいう。単性論の極端な形は,提唱者ともいうべきコンスタンティノープルエウテュケスによれば,キリストは受肉前は神性と人性の両性を有するが,受肉後は唯一の本性しかもたない,すなわち人性は神性に吸収されるとの立場である。単性論の背景として,アレクサンドリアキュリロスにいたるまでのアレクサンドリア学派の神学が,キリストの完全な人性を無視してすら〈受肉したロゴスの唯一の本性〉を重視する,換言すればキリストをあくまで神と考えたい,との傾向をもっていたことにある。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

たんせい‐ろん【単性論】
〘名〙 キリスト教で、受肉のキリストの人格は、人性が神性に取り入れられて単一の性を有するとする説をいう。

出典:精選版 日本国語大辞典
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