●単純【タンジュン】
デジタル大辞泉
たん‐じゅん【単純】
[名・形動]
1 そのものだけで、まじりけがないこと。他の要素などが混入していないこと。また、そのさま。「言葉どおりの単純 な意味」
2 機能・構造・形式などがこみいっていないこと。また、そのさま。「単純 な計算ミス」「単純 な機械」⇔複雑。
3 考え方やとらえ方が素直であること。とらえ方などが一面的で浅いこと。また、そのさま。「その見方は単純 すぎる」「彼は意外に単純 なところがある」「単純 明快な論理」⇔複雑。
4 条件・制限などがないこと。また、そのさま。「単純 に権利を承継する」
[派生]たんじゅんさ[名]
1 そのものだけで、まじりけがないこと。他の要素などが混入していないこと。また、そのさま。「言葉どおりの
2 機能・構造・形式などがこみいっていないこと。また、そのさま。「
3 考え方やとらえ方が素直であること。とらえ方などが一面的で浅いこと。また、そのさま。「その見方は
4 条件・制限などがないこと。また、そのさま。「
[派生]たんじゅんさ[名]
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
たん‐じゅん【単純】
〘名〙 (形動)
① そのものばかりでまじりけのないこと。それ一つで他の要素が混入していないこと。また、そのさま。純一。
※小学化学書(1874)〈文部省〉三「水銀 単純の鉱属中にて通常熱度に在て液体をなす者は独此水銀のみなり」
② 構造や形式、働きなどが簡単でこみいっていないこと。あっさりしていて手数がかからないさま。また、物の見方や考え方などが素直で明快なさま。時に、考え方が一面的で浅いさまを非難していうのにも用いる。シンプル。〔哲学字彙(1881)〕
※青年(1910‐11)〈森鴎外〉二「所が、大石の考は頗る単純(タンジュン)である」
③ 条件や、制限のないこと。
※商法(明治三二年)(1899)四四五条「単純なる支払の委託」
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「単純」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●単純の関連情報