●単語【たんご】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
単語
たんご
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デジタル大辞泉
たん‐ご【単語】
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世界大百科事典 第2版
たんご【単語】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
単語
たんご
一つのまとまりある意味を表し、独立した形で文法的働きをもつ言語の最小単位。単に「語」ともいう。語は、ローマ字のような表音文字表記の場合は、余白によって区分される単位として扱われる。Neko ga iru.は3語からなる文である。単語は一つのまとまりある意味をもつから、同じ「カワ」でも、水の流れる「川」と動植物の外側を覆う「皮」では意味が違うので、異なる語である。独立した形という点に問題がある、否定を意味するnaiも、kakanai「書かない」では語の一部をなす語尾であるが、takaku nai「高くない」では独立した語となる。kaka-naiのkaka-の部分は単独で発話をつくることのできない結合形式の形態素であって、次にくる-naiと結合してkakanaiの1語となる。したがって、この場合の-naiも独立性を失った語尾とみなされる。これに対し、takakuのほうは単独で発話として用いられるから自由形式である。そこで、takaku naiは2語からなる句である。このように、同じnaiが、語となる場合と語として扱われない場合とがある。その区別は分離性による。二つの要素の間に他の要素が挿入されれば、分離性があることになる。mo「も」という語をこれら二つの要素の間に差し入れてみると、kakamonaiとはいえないが、takaku mo naiとはいうことができる。すなわち、kakanaiのnaiは分離性がないので語ではなく、否定の語尾にすぎない。takaku naiのほうのnaiは分離性があるから語の資格をもつので、takakuとnaiの間に語の切れ目の余白を入れる。同じ規準からtonari no ko「隣の子」は3語からなる句であるが、takenoko「たけのこ」は1語である。「隣の小さい子」とはいえても、「たけの小さいこ」とはいえない。単語は文法的機能をもつ。「タカイ」「タカサ」における「イ」は形容詞を、「サ」は名詞を表す結合形式の形態素であって、これら語尾と結合した「タカイ」は形容詞、「タカサ」は名詞として文法的に働く。
[小泉 保]
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精選版 日本国語大辞典
たん‐ご【単語】
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