@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

原索動物【げんさくどうぶつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

原索動物
げんさくどうぶつ
Protochordata
原索動物に属する動物の総称。体制,生活様式はさまざまであるが,終生あるいは一生のある時期に脊索をもつこと,囲鰓腔に囲まれた鰓嚢をもつことなどの共通した特徴をもち脊椎動物に近い動物とされる。すべて海産。頭索類尾索類半索類の3綱に分けられ,1600余種が知られている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

げんさく‐どうぶつ【原索動物】
動物界の一門。一時期あるいは終生脊索(せきさく)をもち、脊椎(せきつい)はもたない動物。脊椎動物近縁とされる。尾索類ホヤ頭索類ナメクジウオなどに分けられ、すべて海産。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

原索動物
 通常脊索動物門一群に含める動物の一であるが,一群を別にするもある.脊椎骨はなく,脊索,背部神経管,さい裂,囲さい腔,内腔をもつ動物の群.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

げんさくどうぶつ【原索動物 Protochordata】
動物分類上の1門。脊索が生ずるところから脊椎動物門と合わせて脊索動物門とされることもあり,無脊椎動物の中でもっとも脊椎動物に近い動物群である。すべて海産。この動物群に共通している性質は,終生あるいは幼生期に消化管の背側に脊索が存在し,咽頭(いんとう)部の両側に鰓孔(えらあな)のがあり,神経がときに神経管をつくり,内柱をつくることなどである。このような性質は脊椎動物の発生中に現れたり,ある種の脊椎動物と共通している。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

原索動物
げんさくどうぶつ

脊索(せきさく)およびその背方に位置する中空の神経管、鰓裂(さいれつ)(咽頭(いんとう)側壁の裂け目)、それに咽頭腹正中を縦走する内柱を、生活史の少なくとも一時期にもつが、脊椎(せきつい)は終生もたない海産動物の総称。脊索を尾部にもつもの(尾索類Urochordata=被嚢(ひのう)類Tunicata)と、それが体全長にわたるもの(頭索類Cephalochordata)とに大別される。冒頭にあげた諸特徴のうち、内柱は脊椎動物の甲状腺(せん)の先駆とみなされ、また脊椎を除くほかの特徴は脊椎動物と共通する。このため、尾索、頭索、脊椎の3動物群を系統的に近縁とみなして、脊索動物門Chordataの3亜門にそれぞれ位置づける近年の傾向があるが、前二者を原索動物門Protochordataとして独立させる体系もなお用いられている。かつては、半索動物をも原索動物の一員とみなしたが、前者の口盲管と後者の脊索との相同性が否定され、現在では原索動物から除外している。なお、近年、微化石コノドントを体内にもった動物の化石が得られ、これを脊索動物とみなして錐歯索(すいしさく)動物亜門Conodontochordataをたてる説、あるいは従来棘皮(きょくひ)動物に位置づけられてきた海果類(化石)を、すべての脊索動物の祖先形とみなしてカルキコルダータ亜門Calcichordataをたてる説が提唱されているが、前者は異論が多く、後者もまだ大方の支持を得るに至っていない。

 脊索の構造には多様性が著しく、原索動物の系統進化に関する種々の議論をよんでいる。すなわち、頭索類では、脊索は筋肉性で脊髄神経の支配を受ける。一方、尾索類においては、ホヤ類幼生のあるものや尾虫類では、細胞外基質を扁平(へんぺい)単層上皮が包み込む構造であるが、マボヤやウミタル類の幼生では、一列に配列した細胞からなる。なお、脊椎動物では一般に多数の空胞細胞から構成される。

[西川輝昭]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

げんさく‐どうぶつ【原索動物】
〘名〙 動物分類上の門の一つ。原始的な背骨にあたる脊索(せきさく)が終生または幼時期のみに存在し、頭索類(ナメクジウオ類)と尾索類(ホヤ類・サルパ類)が含まれる。擬索類(ギボシムシ類)もかつては含まれたが真正の脊索をもたないことから半索動物として扱われている。脊椎動物と合わせて脊索動物と呼ぶこともある。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

原索動物」の用語解説はコトバンクが提供しています。

原索動物の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation