●去来抄【きょらいしょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
去来抄
きょらいしょう
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デジタル大辞泉
きょらいしょう〔キヨライセウ〕【去来抄】
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世界大百科事典 第2版
きょらいしょう【去来抄】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
去来抄
きょらいしょう
去来の俳諧(はいかい)論書。去来晩年の1704年(宝永1)ごろ成立。「先師評」「同門評」「故実」「修業教」の4編からなり、前2編は去来自筆稿本、他は写本によって伝わる。1775年(安永4)に尾張(おわり)(愛知県)の暁台(きょうたい)らによって板本『去来抄』(「故実」を除く3編のみ)が刊行されている。内容は、去来がおりに触れて師芭蕉(ばしょう)から聞いた句評の詞(ことば)などを中心に、蕉門の高弟たちとたたかわせた作句論など、蕉風俳諧の理念・手法や表現意識にもわたっており、とくに不易流行(ふえきりゅうこう)や、さび・しをり・細みについての説、匂(にお)ひ・ひびき・俤(おもかげ)などの付合(つけあい)論は、蕉風俳諧の特質を知るうえに重要である。本文は、篤実な去来の人柄を反映して、師翁の教説に忠実な記述とみられることから、土芳(とほう)の『三冊子(さんぞうし)』とともに、蕉風俳論の根本資料として高い評価を与えられているが、去来自身の見解に基づく独自な構成意識のあることも見逃せない。
[堀切 實]
『栗山理一他校注・訳『日本古典文学全集51 連歌論集・能楽論集・俳論集』(1973・小学館)』▽『南信一著『総釈去来の俳論 下』(1975・風間書房)』
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精選版 日本国語大辞典
きょらいしょう ‥セウ【去来抄】
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