●双極型集積回路【そうきょくがたしゅうせきかいろ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
双極型集積回路
そうきょくがたしゅうせきかいろ
bipolar integrated circuit
バイポーラ ICともいう。能動素子として双極型トランジスタを用いた集積回路。これに対して,MOS電界効果トランジスタを用いたものをMOS型集積回路という。1枚のシリコン基板上に,エピタキシャル成長,二酸化シリコン膜とフォトエッチングを用いた不純物拡散,電極蒸着,配線の各工程により集積回路を製作する。 MOS型集積回路に比べて高速動作を行えるため,コンピュータの中央処理装置や入出力制御装置などに広範囲に使用されている。集積度の点では MOS型集積回路の 1/5 から 1/10 にとどまり,また製造工程が多いため,経済性では劣る。
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