@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

受動態【じゅどうたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

受動態
じゅどうたい
passive voice
動詞ののうち,主語定動詞の表わす動作の対象となっていることを示すもの。本来は,ラテン語や古代ギリシア語のような,動詞受身を表わす活用語尾の体系がある言語についていわれる概念である (例:ラテン語;能動態 amo〈私は愛する〉,受動態 amor〈私は愛される〉) が,ラテン文法の影響で英語のように助動詞で受身を表わす形態 (be+過去分詞) についても受動態といわれることが多い。さらに,日本語のように,派生動詞をつくることによって受身を表わす場 (スル→サレル) にも受動態と呼ばれることがある。なお,英語の His book sells well. (彼の本はよく売れる) のように,形は能動でありながら受身の意味を表わすものを能動受動態と呼ぶことさえある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

じゅどう‐たい【受動態】
文法で、他からの動作・作用を受ける対象を主語に立てた場合に、その述語の動詞がとる形式。所相。受身。⇔能動態

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

じゅどうたい【受動態】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

じゅどうたい【受動態】
文法で、動詞の態の一。主語が他のものから動作・作用を受けることを表す動詞の文法形式。日本語では「れる」「られる」(文語では「る」「らる」)の助動詞で示される。所相。 ⇔ 能動態受け身

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

受動態
じゅどうたい
passive voice
文法用語。態voiceの一つで、能動態active voiceに対する。所相、受け身などともいわれる。「読む」「書く」「殺す」などの他動詞は、意味上その動作を行う動作主と、その動作の対象となる受動者とをとる。この両者の構文論上の働きの違いの型が態である。能動態は「太郎が次郎を殺した」のように、動作主が主語、受動者が目的語になるものである。これに対して、受動態は「次郎が太郎に殺された」のように、受動者が主語になり、動作主は格助詞の「に」をとって補語となる。日本語の場合は、主語、目的語の交替とともに、動詞に受け身の助動詞「れる、られる」がつく。英語ではJohn killed Bill.――Bill was killed by John.のように、主語と目的語が交替し、動詞を過去分詞にして、その前にbe動詞を置く。このように受動態をつくる形式は言語によって異なるが、同じできごとを、話し手が動作主の立場にたって能動文として表現するか、受動者の立場から受動文として表現するかという態の現象そのものは、諸言語に共通のものであろう。どちらも同じできごとを表すにしても、受動文はその主語が他動詞の表す動作の影響を受けるという意味合いが出て、場合によっては、被害または利益を受けるという解釈も出てくる。「太郎は雨に降られた」「母親はひとり息子に死なれた」など、自動詞文からつくる受動文は日本語独特のもので、これは本来被害の意味を表すものである。[奥津敬一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じゅどう‐たい【受動態】
〘名〙 文法で、ある動作作用について述べるとき、その動作作用を受ける対象であるものを主語に立てた場合に、述語の動詞がとる形式。⇔能動態。〔日本俗語文典(1901)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

受動態」の用語解説はコトバンクが提供しています。

受動態の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation