●古生代【こせいだい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
古生代
こせいだい
Paleozoic Era
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デジタル大辞泉
こせい‐だい【古生代】
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世界大百科事典 第2版
こせいだい【古生代 Palaeozoic era】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
古生代
こせいだい
Paleozoic era
地質時代区分で、現在から数えて3番目の代。先カンブリア時代と中生代の間の約5億4100万年前から約2億5217万年前までの約2億8883万年間に相当する。古生代に形成された地層を古生界という。古生代は古い順に、カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀(ゴトランド紀)、デボン紀、石炭紀、ペルム紀(二畳紀)の六つの紀に区分されている。前の3紀を旧古生代、後の3紀を新古生代という。無脊椎(せきつい)動物は古生代に入ると著しく分化、発展を遂げ、古生代の初めには大部分の門が出そろう。旧古生代では三葉虫類、オウムガイ類、筆石(ふでいし)類、床板サンゴ類、腕足類が、また、新古生代では四放サンゴ類、原生動物の紡錘虫類(フズリナ)が繁栄する。脊椎動物では、カンブリア紀にコノドント類やナメクジウオの仲間の原始的魚類が、オルドビス紀に魚類が出現し、デボン紀には両生類が、また石炭紀には爬虫(はちゅう)類も出現する。植物では、シルル紀末に出現した無種子の維管束植物が発展を遂げ、石炭紀には種子シダ類などとともに大森林を形成する。石炭紀末には南半球にあったゴンドワナ大陸がプレート運動で北上し、北半球にあったローレンシア大陸(ローレンシア台地)に衝突し、超大陸パンゲアが形成された。ペルム紀後半には、大規模な極域での大陸氷河の発達による大海退に伴う大陸棚浅海部の消失、海水温の低下や、ペルム紀末の火山活動による急激な気候温暖化がもたらした海洋循環の停滞によって深海底での貧酸素環境が出現するなど海洋環境の激変があり、三葉虫類、四放サンゴ類、紡錘虫類など、古生代を特徴づける海生種の95%が絶滅するという地球史上最大の大量絶滅事件が起こった。古生代には、シルル紀からデボン紀に変動の極を有するカレドニア造山運動と、石炭紀からペルム紀に極を有するヘルシニア造山運動(バリスカン造山運動)が知られている。日本の古生界には、オルドビス紀以降の地層として飛騨外縁帯、黒瀬川帯、南部北上帯が知られている。石炭・ペルム両紀の石灰岩やチャートは古生代末期、中生代中期のプレート付加体の地層中の異地性岩体として日本各地に広く分布している。
[小澤智生 2015年8月19日]
『リチャード・T・J・ムーディ、アンドレイ・ユウ・ジュラヴリョフ著、小畠郁生監訳『生命と地球の進化アトラスⅠ 地球の起源からシルル紀』(2003・朝倉書店)』▽『ドゥーガル・ディクソン著、小畠郁生監訳『生命と地球の進化アトラスⅡ デボン紀から白亜紀』(2003・朝倉書店)』
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精選版 日本国語大辞典
こせい‐だい【古生代】
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