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可塑剤【かそざい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

可塑剤
かそざい
plasticizer
そのままではもろくて変形や加工が困難な樹脂に,塑性を増大させて軟らかくするために加える物質ポリ塩化ビニルには可塑剤として DOP (ジオクチルフタレート) が使われる。アセチルセルロースにはジブチルフタレート,ニトロセルロースにはショウノウが可塑剤になる。可塑剤は揮発性が少く,樹脂によく混ざり,可塑性を増すとともに,他の性能を低下させないものが好ましい。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

かそ‐ざい【可塑剤】
硬い高分子物質に可塑性を与え、加工性をよくするために加える物質。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

可塑剤
 物体たとえば合成樹脂や天然樹脂に可塑性を与える薬剤

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

かそざい【可塑剤 plasticizer】
高分子,合成樹脂に流動性を与え成形しやすくしたり,成形品に柔軟性を与えるために添加される物質をいう。高分子によく溶け合い,溶媒のような働きをする物質である。可塑剤の歴史は,19世紀後半セルロイドを製造するさいに,高分子であるニトロセルロースに熱可塑性を与えるためにショウノウを加えたことに始まるが,大きく伸びたのは,第2次大戦後ポリ塩化ビニルが合成樹脂として広く使用されるようになってからである。ポリ塩化ビニル製のふろしき,靴,かばんなどを柔らかくて,しなやかにするため,40~60%の可塑剤が添加される。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

かそざい【可塑剤】
成形や加工をしやすくするためにプラスチックや合成ゴムなどの高分子物質に添加する物質。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

可塑剤
かそざい
plasticizer
各種の高分子物質に添加して加工温度を低下させて成形加工を容易にし、かつ製品を軟らかくする低分子量の添加剤。たとえばポリ塩化ビニルに可塑剤を入れると、ポリ塩化ビニルと溶け合って材料を軟らかくするもので、その添加量によって硬軟を自由に調節することができる。線状高分子中に可塑剤を入れると、可塑剤が高分子中に溶け込んで分散する。このような状態は、重量物を動かすときにころを使うと動かしやすいという原理と同じである。高分子が動きやすいということは、軟らかくなり、比較的低温でも軟化して成形加工が容易になり、成形物は適当な弾性をもつようになるということである。可塑剤の条件としては、その高分子となじみやすく、不揮発性で、高分子成形物の表面ににじみ出してこないようなものがよい。[垣内 弘]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かそ‐ざい【可塑剤】
〘名〙 プラスチック、合成ゴムなどに、柔軟性、たわみ性などの塑性を与えるための有機化合物。アセチルセルロースに添加するフタル酸ジメチル、ポリ塩化ビニルに添加するフタル酸ジエチルヘキシルなど。軟化剤。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

可塑剤
カソザイ
plasticizer

高分子材料の溶融粘度,ガラス転移温度,弾性率などを低下させて,材料に柔軟性を与えるために加えるもの.たとえば,高分子材料を可塑化するには,ガラス転移温度の低い単量体と共重合させて分子構造を柔軟(分子内可塑化)にするか,可塑剤を加える方法がある.高分子を可塑化すると,高分子鎖の凝集力の低下,ガラス転移温度の低下などが起こり,柔軟性が増加して成形加工特性が向上する.可塑剤としての条件は,
(1)高分子材料と均一に混和する(相溶性がよい),
(2)無色,無味,無臭,無害である,
(3)熱,光,有機溶媒などに安定である,
(4)水,油,溶剤により抽出されない,
(5)融点,沸点が高く蒸発しない,
ことなどがあげられる.高分子材料の可塑剤として,フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DOP)やフタル酸ジブチル(DBP)などがよく利用されている.また,高分子自身が可塑剤となるものがある.分子量が1000以上の高分子は揮発性が低く,耐抽出性がよいことから,分子量約1000~8000のポリエステルが低分子可塑剤と併用されている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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