@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

史料批判【しりょうひはん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

史料批判
しりょうひはん
Quellenkritik
史料学とともに歴史学に付随する重要な基礎部門。収集された史料は厳正かつ適正に批判されなければならないが,批判は外面的批判と内面的批判に分れる。外面的批判とは史料の外面的性質ないし価値について検討するもので,そのおもなものは,当該史料が意識的な偽作であるかないか,無意識的な誤認錯誤ないし部分的な竄入変形有無などを吟味する「真実性の批判」,当該史料の製作年代,場所および作者について精緻な吟味を行う「来歴批判」,当該史料がオリジナルなものか,あるいはその他の史料に基づいて作製されたものかを分析解剖する「本原性批判」の3つである。内面的批判とは外面的批判を経た史料の内容についてその信憑性を決定する仕事であり,これが歴史学そのものの任務である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しりょうひはん【史料批判】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しりょうひはん【史料批判】
史料の価値を調べ検討すること。史料自体の真偽や由来などをさぐる外的批判と、内容の信頼性などをはかる内的批判に大別される。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

史料批判
しりょうひはん
Quellenkritikドイツ語
歴史の研究において史料の価値を吟味することを史料批判という。ここに批判というのは、道徳的意味で史料の善悪を判定するという意味ではなく、あくまでその史料が真実を伝えているかどうかの客観的測定の意味である。史料は歴史の材料であるが、ある史料がそのまま客観的史実を伝えているとは限らない。そこで史料の価値を吟味することが必要になる。史料批判の技術を学問的に発達させたのは19世紀のドイツ史学であり、これによって歴史学が科学となることができた。
 あるテーマについて、史料となりうるものを収集し分類することを史料学Quellenkundeという。しかしこれは論理的な操作であって、具体的には史料批判と錯綜(さくそう)し、重複しながら行われる作業である。史料批判は、一般に文献史料について外的批判と内的批判とに分かれる。外的批判は、史料が(1)にせ物でないかどうかを調べる、(2)誤記・脱落あるいは改竄(かいざん)・竄入などがないかを調べる、(3)史料の出所や由来・伝播(でんぱ)の経路などを明らかにする、などの仕事をさす。この外的批判は、現代の情報技術の高度化によってまた新しい困難が増したといえる。内的批判は、書かれた史料について、その内容が信頼できるものであるかどうかを調べる仕事である。作者が虚偽を書いているとすれば、意識的か無意識的か、その心理状態・利害関係などを推理するといった歴史の観察眼が要求される。史料批判の具体的方法は、史料の多種多様なことに応じて多種多様である。[斉藤 孝]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

史料批判」の用語解説はコトバンクが提供しています。

史料批判の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation