●合成染料【ごうせいせんりょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
合成染料
ごうせいせんりょう
synthetic dyes
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デジタル大辞泉
ごうせい‐せんりょう〔ガフセイセンレウ〕【合成染料】
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世界大百科事典 第2版
ごうせいせんりょう【合成染料 synthetic dye】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
合成染料
ごうせいせんりょう
synthetic dyes
動植物から得られる天然染料に対して、ベンゼンなどの芳香族化合物を原料として、有機合成化学の手法により化学合成された染料を合成染料という。合成染料の発展の初期には合成原料はおもにタール製品やアニリン誘導体であったので、コールタール染料(あるいはタール染料、タール色素)またはアニリン染料とよばれるが、芳香族原料の多くが石油から得られている今日の状況からみれば正しい呼び方ではない。現在、染料は実用的にはほとんど合成染料が主となって用いられている。1856年にイギリスのW・H・パーキンがキニンの合成研究の途中に赤紫色の塩基性染料を発見し、これにモーブMauveの名称を与えて実用・工業化したのが合成染料の始まりである(このとき彼は18歳であった)。その後染料合成化学が急速に進展し、多種類の品種を生み、天然染料に置き換わってきた。インジゴのような主要な天然染料も合成品に置き換えられた。現在製造されている合成染料は、ほとんどが天然染料にはない構造のもので、優れた性能のものも多い。こうした染料合成化学の発展に伴い、芳香族化学が確立し、染色を目的とした染料以外に、医薬、農薬の合成化学が発展してきたことは注目すべきであろう。
[飛田満彦]
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精選版 日本国語大辞典
ごうせい‐せんりょう ガフセイセンレウ【合成染料】
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