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合板【ごうはん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

合板
ごうはん
plywood
原木を薄くはいでつくった単板 (ベニヤ) を何枚も積層し,接着剤合せて1枚のにしたもの。普通は単板の繊維方向を1枚ずつ直交させ奇数枚張合せるが,その枚数によって5プライ,7プライ,9プライと呼び,単板のみで構成し2次加工を施していないものを普通合板,そうでないものを特殊合板という。普通合板はその耐水性能により1類から3類まで類別する。1類は完全耐水合板といい,コンクリート型枠,屋根下地台所の床などに使われる。2類は耐水合板で,内壁面,間仕切り板,テーブルなどに使用。3類は一般合板といい,天井板,側板,など比較的水分に接しないところで使われる。合板用原木には,ラワン材が一般的に使用されており,国産材ではぶな,ならなどの樹種も用いられる。特殊合板には,コア特殊合板,表面機械加工合板,オーバーレイ合板 (化粧合板) ,塗装およびプリント合板,薬品処理合板,成型合板などがある。近年は南洋材産地国の輸出促進策などにより,合板の輸入量は大幅に増加してきており,国内合板産業との競争が一層激化している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ごう‐はん〔ガフ‐〕【合板】
《「ごうばん」とも》薄い板を3枚またはそれ以上の奇数枚、木目が直交するように重ねて接着剤で張り合わせたもの。ベニヤ板プライウッド

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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リフォーム用語集

合板
丸太を薄くむいた単板(たんぱん)を縦・横十文字に奇数枚、接着剤で貼りあわせ、両方向の強度を平均化すると共に、面としての広がりをもたせた板材料。JASでは合板の接着力の耐久性により特類(最も耐水性に優れている)、1類(完全耐水合板)、2類(普通耐水合板)、3類の4段階に区分している。→構造用合板

出典:リフォーム ホームプロ
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農林水産関係用語集

合板
丸太から薄くむいた板(単板)を、繊維(木目)の方向が直交するように交互に重ね、接着したもの。

出典:農林水産省

世界大百科事典 第2版

ごうはん【合板 plywood】
一般に木材を0.5~4mmに薄くむいた板,すなわち単板(ベニヤveneer)を積み重ね,接着剤で貼り合わせて1枚の板にしたものをいうが,通常は各単板の繊維方向を1枚ごとに直交させる(図)。単板の組合せ方は,合板の安定性を保つために厚さの中央に対して対称構造をとり,そのために奇数枚合せが普通である。厚さは2.5~30mmくらいまでが一般である。できあい品は,日本の場合,幅・長さが91cm×182cm(三六(さぶろく)板),世界的には121cm×242cm(四八(しはち)板)が標準サイズである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ごうはん【合板】
ごうばんとも
奇数枚の薄い単板(ベニヤ板)を、繊維方向が互いに直交するように接着剤で貼り合わせて一枚の板としたもの。プライウッド。俗にベニヤ板という。 ⇔ 単板

出典:三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典

ごうはん【合板】
木材を薄くそいだ板を、繊維の方向が直交するように交互に接着剤ではり合わせた板材。節(ふし)などの欠点をおさえて、縦横の強度が均等になり、膨張収縮を減らす。広幅の板を工業的に生産できる。◇「ベニヤ板」「プライウッド」ともいう。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

合板
ごうはん
plywood
木材を薄くむいて板とし、板の繊維方向が互いに直交するようにして奇数枚を積み重ね接着剤で貼(は)り合わせて1枚の板としたもの。合板をつくるのに用いる薄板をベニヤveneerというが、日本では合板を誤ってベニヤまたはベニヤ板とよぶことがある。建築用途として屋根、内外壁、床、天井の下地材および仕上げ材、木造住宅の筋かい代替、コンクリート型枠、足場板、ドア、家具があり、楽器、運動用具、電気機器、車両、船舶など幅広い分野で用いられる。
 合板を構成する1枚の薄板を単板といい、表裏になるものを表板(おもていた)、裏板(うらいた)、中間のものを心板(しんいた)、中板(なかいた)という。広い面積の板をつくることができ、節、割れ、腐れなどの欠点を除去でき、方向による伸縮が改善され、表面に化粧材を張れば美麗な板が得られるなどの特徴がある。[神山幸弘]

工程

合板の製造は、まず木材を薄くむいて単板とし、乾燥させたのちに、表板、裏板、心板とに選別し、欠点を除いたり、幅はぎをして寸法を整える。その後、単板に接着剤を塗布して積み重ね、加熱圧締を行って接着したのち、寸法裁断、仕上げ加工の工程をとる。合板用材には広葉樹でセン、シナ、ナラ、タモ、カバ、針葉樹でマツ、スギ、輸入材としてラワン類、メランチおよびセラヤ類、カプール類があり、広葉樹は主として表・裏板として用いる。単板の製造方法には、木材の年輪に沿ってベニヤレースにより連続して薄くむく方法と、木材の繊維方向にスライサーによりむく方法とあり、ベニヤレースでは板目の単板となり、日本で生産される単板の95%以上を占める。スライサーによれば柾目(まさめ)の単板が得られる。接着剤にはフェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリヤ系樹脂、ビニル系樹脂などがあり、グルースプレッダに単板を通して塗布される。接着は110~140℃の熱プレスで通常1平方センチメートル当り8~10キログラムの圧力で行う。[神山幸弘]

種類

合板には普通合板のほか、心板に幅の狭い挽板(ひきいた)を用いたランバーコア合板、心板のかわりに蜂(はち)の巣状樹脂加工紙を用いた軽量合板、美観・表面の硬さ増強などの目的で普通合板の表面に樹脂板・紙・天然木薄板を貼ったオーバーレイ合板、表板に模様を印刷したプリント合板、塗装を施した塗装合板がある。成形合板には、目的にあった曲面を型押ししたものや、単板にフェノール樹脂を含浸させ高圧を加えた硬化合板がある。さらに使用場所の目的にあわせてつくった構造用合板、難燃合板、防炎合板、防腐処理合板、防虫処理合板がある。[神山幸弘]

性質

合板の性質は単板の品質、単板の厚みと層構成、接着剤の種類によって異なる。フェノール樹脂、メラミン樹脂接着剤を用いた合板は吸湿・吸水速度が小さく、単板のはがれも軽微で耐水性に優れる。収縮、膨張は、互いに繊維方向を直交させているので方向による差はなくなり、板目方向の1/10~1/20となる。また割裂、割れに対しても強くなる。合板の機械的性質は、表板の繊維方向と荷重方向との関係で大きく変化し、表面をずらすような力が働くと心板が破壊するので、構造的利用では注意を要する。各種の品質を定めたものに日本農林規格(JAS(ジャス))がある。[神山幸弘]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ごう‐いた ガフ‥【合板・ガウ板】
〘名〙 和船のやぐらの歩(あゆみ)のあいだ、すなわち二本立から艫の横上にかけて渡してある二本の桁のあいだをふさぐ板。帆柱を起倒するときのために、取り外し式とする。合(ごう)の道をふさぐ板なのでこの名がある。碁板(ごいた)。〔和漢船用集(1766)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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ごう‐はん ガフ‥【合板】
〘名〙 (「ごうばん」とも) 木材を薄くはぎ取り、その木目の方向を縦横交互に変えて数枚張り合わせた板。ベニヤ板。〔すまいの四季(1956)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

合板
ゴウハン
plywood

奇数枚の単板を各層ごとに繊維方向を直交させて何枚も積み重ね,接着剤で張り合わせて1枚の板にしたもの.厚さは約1~30 mm まであり,単板の張り合わせだけでつくるベニヤコアー合板,中心に木材を用いてつくるランバーコアー合板がある.合板用原木は,かつてはラワン材がそのほとんどを占めていたが,最近ではラジアータマツ,カラマツなどを用いた針葉樹合板が急速に伸びている.ほかに国産材として,ナラ,カバ,マツ,スギなどが用いられる.接着剤は,フェノール樹脂,メラミン-ユリア共縮合体樹脂接着剤などである.合板の特徴は,節,きずなどのない広幅板が小径の原木から簡単にでき,強度的異方性が少なく,乾湿による膨張収縮性が少ないこと,単板の組合せで種々の特性を付与することもできることである.普通の合板に,プラスチック,紙,金属はく,化粧用単板などを張ったものや,プリント合板,難燃合板,防腐合板,強化合板など種々の特殊合板が開発されている.用途は,家具,建築材,車両内装材,梱包用などがある.なお,近縁のものに単板積層材(LVL)および集成材がある.LVLは単板を繊維方向に平行に積層し,接着して製造されるもので,積層を重ねて板材としてよりも骨組み材としての用途に向けたものが多い.集成材は厚さ20 mm 程度のひき板を,繊維方向に平行に積層し,接着したもので,構造用材料として用いられる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
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東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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