@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

合点【ガッテン】

デジタル大辞泉

がっ‐てん【合点】
[名](スル)
同意すること。うなずくこと。承知。がてん。「おっと合点
「頸(くび)に力を入れ、しっかり―しつつ」〈宮本伸子
理解すること。納得すること。得心。がてん。「一向に合点がいかない」
和歌連歌俳諧などを批評して、そのよいと思うものの肩につける「〽」「○」「・」などの。また、その印をつけること。
回状などを見終わり了承の意を表すために、自分の名前の肩に印をつけること。
考え。心づもり。所存。
「ただ今より真人間になって孝行尽くす―なれども」〈浄・油地獄

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

が‐てん【合点】
[名](スル)《「がってん」の音変化》承知すること。事情などがわかること。納得。「ひとり合点
「一向に―仕らず」〈芥川・尾形了斎覚え書〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

がってん【合点】
文書学上の用語。物事を確認し照合したしるしとして,文書の語やの横に斜めに引いた線のこと。書状を受け取った人が,急いで返事を書くときには,勘返状といって,その書状の返事をしようとする所に合点を付し(これをを付けるともいう),その行間に小さく返事を書く。案文(あんもん)のうちで証拠書類として重要なものは,しかるべき人が正文と対照して,確認したしるしに〈校正了〉というような言葉を入れて,重要な個所に合点を加え,さらに裏に花押をすえる場合がある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

がってん【合点】
スル
承知すること。承諾すること。 おっと- 別段追ひとめて-するまで分疏いいわけしやうともせず/いさなとり 露伴
事情をよく理解すること。納得。がてん。 -がいく
[0][3] 文書・表などに、承諾・照合済みの意で自分の名や項目の右肩に鉤かぎ型に引いた線。
[0][3] 和歌・連歌・俳諧などで、批評・評価の際に優れた作品の頭部もしくは左右の肩に鉤点や丸点などを付けること。また、その印。がてん。点。批点。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

がてん【合点】
スル
がってんの転
事情を理解すること。承知。納得。了解。 はや 旦那といふのは矢張自分の父だといふことを-したが/片恋 四迷
[句項目] 合点がいく

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

がっ‐てん【合点】
〘名〙
① 和歌、連歌、俳諧などを批評する際に、よしとするものに点をつけること。また、その点。通常は右句頭に鉤点、判者二人以上のときは左鉤点、º点、・点などを用いる。
※古今著聞集(1254)五「定家朝臣のもとへ点をこひにやりたりければ、合点して、褒美の詞など書付侍とて」
② 人名を書き並べた文書などに鉤型の線で印(しるし)をつけること。とくに回状、廻文(めぐらしぶみ)などを見終わり、承知の意を示すために自分の名前の上につけた鉤型の線。
※玉葉‐文治二年(1186)四月六日「早任合点計行
③ (━する) 相手の言い分などを承知すること。なるほどと納得すること。また、承知してうなずくこと。首肯(しゅこう)。がてん。
※保元(1220頃か)上「もっともしかるべきよし、がってん申されけるうへは、子細におよばず」
※咄本・譚嚢(1777)三人一座「五匁づつ二人ながら、おれが所へよこしやれ。がってんだと、飛ぶがごとくに行」
④ (━する) 事情をよく知っていること。また、事情を理解すること。がてん。
※浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)四「天狗といふものは、めいよ人の心におもふ事を其ままに合点(カッテン)をする物ぞかし」
⑤ そうした心づもりでいること。覚悟していること。がてん。
※仮名草子・元の木阿彌(1680)上「それこそよきがってん。あすは少々御見物しかるべし」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

が‐てん【合点】
〘名〙 (「がってん(合点)」の変化した語)
① (━する) 相手の言い分、事情などを理解すること。承知すること。がってん。
※虎明本狂言・成上り(室町末‐近世初)「物のへんずると申す事は、目前にあって、がてんのまいらぬふしぎなことでござるぞ」
② 覚悟すること。そうした心づもりでいること。がってん。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第三「もしほ草かき文の取やり うき契世間へしるる合点にて」
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)上「ぜひ当年は請け出して、女房に持るるがてん持(もつ)約束と」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

合点」の用語解説はコトバンクが提供しています。

合点の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation