●吉光【よしみつ】
デジタル版 日本人名大辞典+Plus
吉光 よしみつ
粟田口(あわたぐち)派の国吉の弟子。正宗(まさむね),郷義弘(よしひろ)とならぶ三名工のひとりとされる。短刀を得意とし,代表作に「薬研(やげん)藤四郎」「厚藤四郎」と太刀(たち)「一期一振(いちごひとふり)藤四郎」などがある。通称は藤四郎。
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世界大百科事典 第2版
よしみつ【吉光】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
吉光
よしみつ
生没年不詳。鎌倉後期の刀工。京都粟田口(あわたぐち)派に属し、粟田口吉光という。通称は藤四郎(とうしろう)。国吉の弟子で、正応(しょうおう)年間(1288~93)ごろに活躍したとみられる。短刀の名手として名高く、作品は正宗(まさむね)・郷義弘(ごうよしひろ)と並び「名物三作」と称して珍重された。畠山政長(はたけやままさなが)が細川政元に攻められ、吉光の短刀で切腹を図ったが切れないので、無益な道具だと投げ捨てたところ、傍らの薬研(やげん)(製薬に用いる金属製の器具)へ突っ立ったという「薬研藤四郎」の伝説などにより、持ち主の身を守るものとして、江戸の大名家では吉光の短刀を所持する習わしがあった。なお、吉光を名のる刀工には、土佐吉光、大和(やまと)吉光など多くを数える。
[小笠原信夫]
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精選版 日本国語大辞典
よしみつ【吉光】
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デジタル大辞泉
よしみつ【吉光】
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