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吉林【キツリン】

デジタル大辞泉

きつりん【吉林】
中国東北地方の省。省都、長春大豆コーリャン小麦などを産する。林業も盛ん。チーリン
中国吉林省の都市。松花江上流にある河港都市木材集散地で、化学機械などの工業も盛ん。人口、行政区179万、都市圏432万(2000)。チーリン。

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世界大百科事典 第2版

きつりん【吉林 Jí lín】
中国,吉林省中部の工業都市。人口141万(1994)。第二松花江に沿う。もと吉林烏拉と呼ばれたが,これは満州語で〈川沿いの地〉という意味である。・清以来東北中部の政治商業,交通の中心であり,清代初頭にかつてここで造船を行ったことから,船廠(せんしよう)という旧名が生まれたという。清代吉林庁がおかれ,のちに吉林府に昇格した。1913年吉林県に改められ,29年永吉県と改名された。36年県城付近に対して市制を施行した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きつりん【吉林】
中国の東北部、朝鮮半島に接する省。コーリャン・大豆・小麦などの畑作農業と林業が盛ん。省都、長春。別名、吉。チーリン。
吉林省の中央部、松花江上流の河港都市。製材・製紙・製糖・化学などの工業が盛ん。チーリン。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

吉林
きつりん / チーリン
中国、吉林省中東部の第二松花江(しょうかこう)沿岸にある地級市。別称の吉林烏拉(チーリンウラ)はモンゴル語の「沿江」の意。旧称の船廠(せんしょう)はロシアの侵略に対して1658年清(しん)朝が戦船44隻を建造した造船所に由来する。人口430万8000(2012)。4市轄区と永吉(えいきつ)県を管轄し、舒蘭(じょらん)、蛟河(こうが)、樺甸(かでん)、磐石(ばんせき)の4県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。長図線(長春(ちょうしゅん)―図們(ともん))、吉舒線(吉林―舒蘭)、瀋吉線(瀋陽(しんよう)―吉林)、竜豊線(竜潭山(りゅうたんざん)―大豊満(だいほうまん))の各鉄道が交差し、1895年のロシア汽船遡上(そじょう)に始まる河川交通もある。多くの行政、経済、教育機関のなかには、南方の豊満発電所にかかわる電力学院がある。
 近郊の石炭、油母頁岩(ゆぼけつがん)、木材などを用いた化学肥料、染料、カーバイドの三大化学工場やプラスチック、ビニロン、ゴム、鉄鋼、冶金、機械、製紙、陶磁器、ガラスなどの工業が盛んである。また周辺農村の作物を加工する穀粉、大豆油、テンサイ糖、酒造、紡織、製麻工業などの在来工業もあり、とくに関東三宝と称されるニンジン、鹿茸(ろくじょう)、貂皮(ちょうひ)は有名。
 名勝・旧跡には、先史住居跡や雨乞(あまご)いで知られる竜鳳寺(りゅうほうじ)のある竜潭山、団子山古城跡、江南公園、市街の眺望がよく朶雲殿(だうんでん)や肱観亭(こうかんてい)のある北山公園、明(みん)の将軍劉清(りゅうせい)が自らの行軍記録を刻んだアシェンハタ磨崖(まがい)などがある。[浅井辰郎・編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

きつりん【吉林】
[一] 中国東北部の省。松花江の上流に位置し、豆満江(図們江)で朝鮮に接する。大豆、粟、コーリャンの産地で、林業がさかん。省都は長春市。
[二] 中国吉林省の都市。松花江の河港があり、水運の便がよい。長春に次ぐ省内第二の商工業都市。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

吉林
きつりん
Jílín
中国東北地方朝鮮民主主義人民共和国に接する省,また同省中部にある都市
吉林市は松花江上流にある交通の要衝で,元・明代には建州,清代には永吉州と呼ばれて,吉林将軍が駐在した。また明初期には造船所が置かれたので,船厰とも呼ばれた。清末期に吉林省の省都となったが,解放後は長春が省都となった。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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