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吉田半兵衛【よしだ はんべえ】

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

吉田半兵衛 よしだ-はんべえ
?-? 江戸時代前期-中期の浮世絵師。
京都の人。貞享(じょうきょう)-宝永(1684-1711)のころに上方(かみがた)で浮世草子などに挿絵をえがいた。「好色訓蒙図彙(きんもうずい)」や井原西鶴(さいかく)の「好色五人女」などの挿絵がとくに注目される。江戸の菱川師宣(ひしかわ-もろのぶ)とならび称された。名は定吉。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

よしだはんべえ【吉田半兵衛】
江戸初期の浮世絵師。名は定吉。生没年,経歴は明らかでないが,貞享年間(1684‐88)から元禄年間(1688‐1704)前半を中心に上方で浮世草子などの挿絵に筆を揮った。《寛闊(かんかつ)平家物語》(1710)は江戸の菱川師宣と上方の半兵衛を浮世絵師の双璧と評価している。上方の浮世絵の揺籃期に活躍し,西川祐信(すけのぶ)先駆となった点が着目される。《好色訓蒙図彙(こうしよくきんもうずい)》(1686)など延宝(1673‐81)から宝永年間(1704‐11)初期にかけて挿絵の遺作がみられる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

吉田半兵衛
よしだはんべえ

生没年不詳。江戸中期の上方(かみがた)の浮世絵師。京都の人で、上方版の大衆向け出版物に挿絵を描き、貞享(じょうきょう)から宝永(ほうえい)(1684~1711)のころに活躍した。ことに井原西鶴(さいかく)との共作が注目され、その浮世草子の名作『好色五人女』『好色一代女』(ともに1686)や『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』(1688)などに生彩に富む風俗描写を提供した。ほかに『好色訓蒙図彙(きんもうずい)』(1686)、『女用(おんなよう)訓蒙図彙』(1687)などの木版絵本もある。

[小林 忠]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

よしだ‐はんべえ【吉田半兵衛】
江戸中期の画家、浮世草子作者。京都の人。仮名草子・浮世草子などの挿絵を描く一方、好色本の著作もある。画業に西鶴作「好色五人女」「好色一代女」などの挿絵、著に「好色訓蒙図彙」「好色貝合」など。生没年未詳。

出典:精選版 日本国語大辞典
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