●名家【めいか】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
名家
めいか
Ming-jia
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デジタル大辞泉
めい‐か【名家】
2 公卿の家格の一。文筆を主とし、弁官を経て、蔵人(くろうど)を兼ね、大納言まで昇進できる家柄。羽林家(うりんけ)の下、諸大夫家(しょだいぶけ)の上に位する。日野・広橋・烏丸・葉室・勧修寺・万里小路(までのこうじ)などの諸家の称。
3 その道にすぐれた人。名声の高い人。名人。「
4 中国、春秋戦国時代の諸子百家の一。名(ことば)と実(事物)との関係を論じた学派。
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デジタル大辞泉プラス
名家(ミョンガ)
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世界大百科事典 第2版
めいか【名家】
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めいか【名家 Míng jiā】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
名家
めいか
中国古代、諸子百家の一つ。周末春秋戦国期に名(ことば)をめぐる論争が行われた。孔子、老子、荘子をはじめ当時のほとんどの思想書にそのことが記されている。孔子の正名、老荘の無名がその例であり、名の問題だけを論じていた思想家などはいなかった。ところが漢代になって学派の分別整理が行われたとき、周末に名の問題を専門的に論じていたと判断された思想家をひとまとめにして名家と名づけた。鄧析(とうせき)、恵施(けいし)、尹文(いんぶん)、公孫竜(こうそんりゅう)などである。今日からみれば、これらの人たちが同じ思想であったとはいいきれない。名の中心問題は名実論である。すなわち名と実(対象)との関係を考えることであり、今日の意味論(記号論三部門の一つ)に相当する。また論理学における概念論でもある。この意味論、概念論が中国論理学の主流となるので、その意味で先駆的役割を果たした名家を論理学派とみることができよう。ただし名家は判断論、推理論について詳しくない。それはむしろ同時代の別墨(べつぼく)(墨家の一派)である。
[加地伸行]
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精選版 日本国語大辞典
めい‐か【名家】
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旺文社世界史事典 三訂版
名家
めいか
名とは名称で,概念分析により名と実(形・本質)の一致を求めて社会の秩序維持をはかろうとしたが,結果的には言葉の概念の限界性を指摘することにとらわれ,詭弁に陥った。代表者は恵施 (けいし) ・公孫竜 (こうそんりゆう) ら。
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