@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

名家【めいか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

名家
めいか
Ming-jia
中国の諸子百家の一つ。戦国時代には弁者ともいわれた。前の司馬談が諸学派を分類するときにつけた名称。この学派は,事物の概念である「名」と,実体である「実」との一致をきびしく求めて,治政の役に立てようとしたものである。論理学の発展に貢献し,鄧析 (とうせき) ,恵施公孫龍などがその代表者で,公孫龍の「白馬非馬論」は有名。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

めい‐か【名家】
名望のある家柄。名門。「名家の出」
公卿の家格の一。文筆を主とし、弁官を経て、蔵人(くろうど)を兼ね、大納言まで昇進できる家柄羽林家(うりんけ)の下、諸大夫家(しょだいぶけ)の上に位する。日野広橋烏丸・葉室・勧修寺万里小路(までのこうじ)などの諸家の称。
その道にすぐれた人。名声の高い人。名人。「名家の手になる書」
中国、春秋戦国時代諸子百家の一。名(ことば)と実(事物)との関係を論じた学派。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

名家(ミョンガ)
韓国のテレビドラマ。2010年1月放映開始(全16話)。出演は、チャ・インピョ、ハン・ゴウン、キム・ソンミンほか。17世紀の李氏朝鮮時代の実在名門、チェ氏一家を描く。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

めいか【名家】
公家の家格の一つ。儒道より出身し,弁官,蔵人を経て大納言に至る家柄。古来,広くは名望ある家柄の味に用いられた語であるが,平安末期の記録に勧修寺流藤原氏の蔵人顕頼や,大外記を世襲する中原広宗清原信俊について〈累代の名家〉と書いているのは,代々故実を伝承し,才識をもって名を得ている家の意と解釈され,さらに顕頼の子光頼について〈数代弁官の家なり〉とする記述のあるのを考えあわせると,〈名家〉の語の系譜がほぼ推測される。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

めいか【名家 Míng jiā】
中国,戦国期の論理学派。恵施公孫竜がその代表である。司馬遷の父,司馬談〈六家要指(りくかのようし)〉にみえる名称で,・漢期以後は,荀子・春秋学系の礼法制度と綱常倫理との一致をもとめる儒教的名分論のもとで,〈名家〉はその観点からの概念分析家〈名実を正す〉学派としてのみ認定された。外交折衝の弁析にたけた察士恵施は,時処位の無限性から相対価値を疑う詭弁を展開した。応戦した荘子,荀子,墨家らは,斉物(せいぶつ)の論,正名せいめい)思想,墨弁(ぼくべん)のそれぞれの論証を深めた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

めいか【名家】
すぐれた家柄。名門。
あることにすぐれた技術をもつ人。名人。
公卿の家格の一。文官出身で、大納言まで昇進できるもの。羽林うりん家の次、諸大夫家の上に位置する。日野・広橋・烏丸・勧修寺・万里小路までのこうじなど。
中国、春秋戦国時代の諸子百家の一。鄧析・恵施・公孫竜などを代表とする論理学者の一派。名(言葉)と実(実体)の関係を明らかにしようとした。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

名家
めいか
中国古代、諸子百家の一つ。周末春秋戦国期に名(ことば)をめぐる論争が行われた。孔子、老子、荘子をはじめ当時のほとんどの思想書にそのことが記されている。孔子の正名、老荘の無名がその例であり、名の問題だけを論じていた思想家などはいなかった。ところが漢代になって学派の分別整理が行われたとき、周末に名の問題を専門的に論じていたと判断された思想家をひとまとめにして名家と名づけた。(とうせき)、恵施(けいし)、尹文(いんぶん)、公孫竜(こうそんりゅう)などである。今日からみれば、これらの人たちが同じ思想であったとはいいきれない。名の中心問題は名実論である。すなわち名と実(対象)との関係を考えることであり、今日の意味論(記号論三部門の一つ)に相当する。また論理学における概念論でもある。この意味論、概念論が中国論理学の主流となるので、その意味で先駆的役割を果たした名家を論理学派とみることができよう。ただし名家は判断論、推理論について詳しくない。それはむしろ同時代の別墨(べつぼく)(墨家の一派)である。[加地伸行]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

めい‐か【名家】
〘名〙
① 名望のある家柄。昔から有名な家筋。名門。
※田氏家集(892頃)上・過田大夫荘呈船秀才「勝地名家寄一丘、良人美話是綢繆」 〔史記‐甘羅伝〕
② 公卿の家格の一つ。文筆を主とし、弁官を経、蔵人をかね、大納言まで昇進できる家柄。羽林家の下、諸大夫家の上に位する。日野・広橋・烏丸・柳原・竹屋・裏松(以上、日野流という)、葉室・勧修寺・万里小路・清閑寺・中御門・小川坊城・甘露寺(以上、勧修寺流という)などの諸家の称。〔三代実録‐貞観一二年(870)二月一九日〕
※中右記‐大治五年(1130)一〇月五日「両人共名家子孫」
③ その道にすぐれた人。名人。
※俳諧・遅八刻(1771)「爰に至てはたとへ名家の句といへども、曾て師がとらぬ所也」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「普礼揮爾は、算学の名家なり」
④ 中国諸子百家の一つ。春秋戦国時代、名実を正し、是非を明らかにし、法術・権勢を重んじた学派。公孫龍・恵施など。名(めい)。〔史記‐太史公自序〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

名家
めいか
諸子百家の1つ
名とは名称で,概念分析により名と実(形・本質)の一致を求めて社会の秩序維持をはかろうとしたが,結果的には言葉の概念の限界性を指摘することにとらわれ,詭弁に陥った。代表者は恵施 (けいし) ・公孫竜 (こうそんりゆう) ら。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

名家」の用語解説はコトバンクが提供しています。

名家の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation