●吐血【とけつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
吐血
とけつ
hematemesis
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デジタル大辞泉
と‐けつ【吐血】
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栄養・生化学辞典
吐血
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世界大百科事典 第2版
とけつ【吐血 hematemesis】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
吐血
とけつ
食道、胃、十二指腸の上部から出血した血液を嘔吐(おうと)によって吐き出すことをいう。普通、この血液は黒褐色で、吐物はコーヒー残渣(ざんさ)様になっている。吐血は消化性潰瘍(かいよう)(胃・十二指腸潰瘍)からの出血がもっとも多く、びらんまたは胃炎からの出血がこれに次ぐ。肝硬変の末期に発生する食道静脈瘤(りゅう)からの出血は大量のことが多く、予後は悪い。胃癌(がん)からの出血も少なくない。
吐血の対応としては、出血部位の確認と出血量を推測することである。出血量が多いと輸血が必要である。出血部位の確認には内視鏡検査が行われるが、これを緊急内視鏡という。最初の処置としては、患者を安静にさせておくことである。一般に出血は自然に止血するものであるから、落ち着いてから医師に相談することがたいせつである。また、出血量が多く止血されない場合は、救急的処置が必要となるが、たいせつなことは、吐血した患者にできるだけ不安を与えないことである。
[高橋 淳]
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精選版 日本国語大辞典
と‐けつ【吐血】
出典:精選版 日本国語大辞典
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六訂版 家庭医学大全科
吐血
とけつ
Hematemesis
(外傷)
原因としては食道静脈瘤(じょうみゃくりゅう)、胃潰瘍(かいよう)、十二指腸潰瘍などの病気が一般的です。外傷によって直接的に食道、胃、十二指腸が損傷することで吐血することは、それほど多くありません。むしろ、頭部の外傷や全身的に重症な外傷を負った強いストレスにより、急に胃にびらん・潰瘍が発生して出血が起こり(急性胃粘膜病変)、そのために吐血が起こることが多いと考えられます。
そのため、重症外傷の患者さんには、腹部に外傷がない場合でも早期に予防的に抗潰瘍薬を投与します。もし病院に到着する前に吐血した場合の応急処置としては、吐血による窒息が起こらないように、吸引などの気道確保が中心になります。また、顔面の外傷患者は、鼻出血や口腔内の出血を飲み込み、それを吐き出すことで大量の吐血をすることがあるので注意が必要です。
治療は原因にもよりますが、投薬や内視鏡治療を行う場合があります。
出典:法研「六訂版 家庭医学大全科」
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内科学 第10版
吐血(症候学)
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