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呂氏春秋【りょししゅんじゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

呂氏春秋
りょししゅんじゅう
Lü-shi chun-qiu
中国,百科全書的史書。『呂覧』ともいう。秦の呂不韋編纂。 26巻。成立年未詳であるが,その大部分は戦国末の史料と想定される。8覧,6論,12紀から成る雑家の代表的書籍孔子が編纂したという『春秋』にならって呂不韋が当時の学者を集めて作成させたといわれる。そのため全体として統一されたものではなく儒家,道家,法家,兵家陰陽家などの諸説が混在しているが,古代史の研究上貴重な文献である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

りょししゅんじゅう〔リヨシシユンジウ〕【呂氏春秋】
中国、秦の宰相呂不韋(りょふい)門下に集まった食客の著作を編集した書。26巻。道家儒家思想を主とし、先秦の諸家の学説を網羅したもので、12紀・8覧・6論からなる。呂覧(りょらん)。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

りょししゅんじゅう【呂氏春秋 Lǚ shì chūn qiū】
中国における戦国諸家のを集めた一種の百科全書。26巻。戦国末の四君(信陵君,春申君,平原君孟嘗君)が食客を集め勢力を有していたことに対抗して,秦の丞相呂不韋(りよふい)が食客を集め,彼らに編纂させた。前239年ころに完成,呂不韋は都の市門にそれをかけ,一字でも損できる者がおれば千金を与えると言ったとの話がある。八覧,六論,十二紀で構成され,覧と論はそれぞれ8部8編,6部6編からなる。八覧第1部は1編が失われ,また後人の手が加わった個所もある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

りょししゅんじゅう【呂氏春秋】
中国、秦の呂不韋りよふいが学者に命じて編集させた書。二六巻。成立年代不明。諸子百家の思想をはじめ天文・地理などの学説や伝説に至るまで網羅する。呂覧りよらん

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

呂氏春秋
りょししゅんじゅう
中国、先秦(しん)の諸学説や諸説話を集めた一種の百科全書。26巻。秦の呂不韋(りょふい)(?―前235)の撰(せん)。彼は戦国末の趙(ちょう)の富商で、秦の始皇帝(しこうてい)の父、荘襄(そうじょう)王の王位継承に大功があり、丞相(じょうしょう)に任ぜられ、文信侯(ぶんしんこう)に封ぜられて権力を極めたが、のちに醜聞が発覚して自殺した。彼には3000人の食客(しょっかく)がいたといわれ、彼らに著述させたものを編集したのが『呂氏春秋』である。初め「八覧」「六論」「十二紀」の順序であったので「呂覧(りょらん)」ともいうが、現在は「十二紀」「八覧」「六論」の順になっている。この書は二十余万言からなり、「十二紀」の終わりの「序意篇(へん)」によると、人々をして自然の大道を知って、人倫実践の規範を悟らしめることを目的とした書である。「十二紀」は、孟春(もうしゅん)、仲春(ちゅうしゅん)、季(き)春、孟夏、仲夏、季夏、孟秋、仲秋、季秋、孟冬、仲冬、季冬の各紀五篇と序意の計61篇、「八覧」は、有始、孝行、慎大、先識、審分(しんぶん)、審応、離俗、恃君(じくん)の各覧八篇(有始のみ七篇)の計63篇、六論は、開春、慎行、貴直、不苟(ふこう)、似順(じじゅん)、士容の各論六篇の計36篇で構成され、儒家(じゅか)、法家、道家、墨家(ぼっか)、陰陽(いんよう)家、兵家、農家など諸子百家の説が含まれ、秦代思想史研究の唯一の資料である。この書の注は後漢(ごかん)の高誘(こうゆう)のものがもっとも古い。[中村璋八]
『内野熊一郎・中村璋八著『呂氏春秋』(1976・明徳出版社)』

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精選版 日本国語大辞典

りょししゅんじゅう リョシシュンジウ【呂氏春秋】
中国の雑家書。二六巻。秦の呂不韋(りょふい)が賓客を集めて編録させたものと伝える。先秦諸家の思想を集大成したもので、四季の循環と万物の変化、人事の治乱・興亡・吉凶などの関係が説かれる十二紀と、儒・道・法家などの思想を集めた八覧六論からなる。養生・全生保真を説き変法の必要をいい現実を重視する。呂覧。

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旺文社世界史事典 三訂版

呂氏春秋
りょししゅんじゅう
戦国時代末期の諸子百家の思想や種々の伝説などを集めた書
26巻。秦 (しん) の宰相呂不韋 (りよふい) が門下の食客の著作を編集したもので,当時の社会を知る重要な史料。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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