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周文【しゅうぶん】

美術人名辞典

周文
室町中期の画僧天章、別号は越渓相国寺如拙(如雪)にを学び、雪舟の師と伝えられる。将軍足利義持朝鮮へ派遣した使節に参加、また将軍義教の頃には御用絵師となる。山水・花鳥画のほか仏像彫刻の制作にも携わった。享徳3年(1454)頃まで生存

出典:(株)思文閣

デジタル大辞泉

しゅうぶん〔シウブン〕【周文】
室町中期の画。字(あざな)は天章。号、越渓。相国寺の僧で、のち室町幕府の御用絵師となる。生没年未詳。詩画軸形式および日本水墨画の様式確立に大きな役割を果たし、雪舟宗湛らはその弟子

出典:小学館
監修:松村明
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

周文 しゅうぶん
?-? 室町時代の画僧。
京都相国(しょうこく)寺の禅僧。大巧如拙(だいこう-じょせつ)にまなんだとされ,弟子に雪舟らがいる。幕府の御用絵師をつとめた。詩画軸の主題や形式,屏風(びょうぶ)における山水画に文様式をつくる。代表作とされるものに文安2年(1445)作の「水色巒光(らんこう)図」,「竹斎読書図」など。字(あざな)は天章。号は越渓。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

しゅうぶん【周文】
室町時代中期の画僧。生没年不詳。字は天章,号は越渓。相国寺の禅僧となり,都管の役につく。画を如拙に習ったらしく,のちに如拙の後を継いで足利幕府の御用画師となる。1423年(応永30)に幕府の使節とともに朝鮮にゆき,このころすでに優れた評価を得ていたと思われる。応永詩画軸の名品や,それに続く室町中期の掛幅には,周文筆を伝称するものがたいへん多いが,真跡はまだ確定されず,高名なわりにはの多い作家である。

出典:株式会社平凡社
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

周文
しゅうぶん
室町時代前期の画僧。経歴は不詳であるが,京都相国寺の僧で都管 (つうかん) となった。号は越渓,字は天章。如拙画法を学んだと推定され,当代一の絵師と評された。足利将軍家の御用絵師となり,応永 30 (1423) 年,朝鮮使随行の絵師となって翌年帰朝。周文筆の伝称をもつ作品は多く,いずれを真作と認めるか問題があるが,文安2 (45) ~3年頃の『水色巒光 (らんこう) 図』 (国宝,藤原家) ,『竹斎読書図』 (国宝,東京国立博物館) は代表作とされることが多い。また観音菩薩,大黒天などの仏画や花鳥,花木,などの障屏画も描いた。彫刻家としても著名で,永享2 (30) 年に片岡達磨寺の達磨像を彩色し,同 12年には雲居寺の『四丈阿弥陀像』を造立したと伝えられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

周文
しゅうぶん

生没年不詳。室町中期(15世紀前半)の画僧。号は越渓(えっけい)、字(あざな)は天章。京都・相国寺(しょうこくじ)の僧で、同寺の都管(づかん)(寺の運営、経理などをつかさどる役職)として『蔭凉軒日録(いんりょうけんにちろく)』にも登場し、文都管とよばれている。確証はないが、同じく相国寺の僧であった如拙(じょせつ)から画(え)を学んだと考えられる。多才で、水墨画のほか着色仏画も描き、さらに彫刻、彩色、袈裟(けさ)縫などを物し、室町幕府の御用絵師として抱えられた。周文のわが国水墨画史への最大の寄与は、この時代に盛行をみた、いわゆる詩画軸の形式を完成させたことで、これは、画面上部の余白に名僧知識たちが、その作品にちなんだ漢詩を著賛したもの。当代に流行した隠逸趣味の反映で、これによって外来の水墨画がわが国の生活様式や感性のなかに本格的に定着していくことになった。古くから周文の筆になると伝えられるものは多いが、なかでも『水色巒光(らんこう)図』(国宝)、『竹斎(ちくさい)読書図』(国宝、東京国立博物館)、『蜀山(しょくさん)図』(東京・静嘉堂(せいかどう)文庫)などが名高い。いずれも枯淡ななかに繊細な詩情を盛り込むことに成功している。なお、弟子には雪舟、墨渓(ぼっけい)、岳翁(がくおう)などがいる。

[榊原 悟]

『松下隆章著『日本美術絵画全集2 如拙/周文』(1981・集英社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しゅうぶん シウブン【周文】
[一] 中国古代王朝、周の文王(ぶんおう)のこと。
※本朝無題詩(1162‐64頃)一・行幸平等院〈藤原実綱〉「倩思斯処翠華幸、何必周文渭水陽」
[二] 室町中期の画僧。字(あざな)は天章。号は越渓。相国寺都管(つうす)。その事歴は不明のことが多く、将軍家お抱えの絵師で応永三〇年(一四二三)足利義持が朝鮮に派遣した使節に同行したこと、障子絵(襖絵)、花鳥図屏風や、奈良達磨寺の達磨像彩色、京都雲居寺阿彌陀三尊像などの画業や彫刻制作したことなどが知られている。繊細な画風は周文様式として盛行し、その影響下に雪舟、宗湛、岳翁らが輩出した。主な伝称作品に「水色巒光図」「竹斎読書図」などがある。生没年未詳。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

周文
しゅうぶん
生没年不詳
室町初期の画僧
号は越溪。京都相国寺の禅僧で,如拙 (じよせつ) に画を学び日本水墨画様式を確立。雪舟はその門下。永享年間(1429〜41)に幕府の御用絵師となる。代表作『竹斎読書図』(国宝),『寒山拾得図』など。彫刻にも名作がある。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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